デジタル技術を活用した
防災教育の実践事例
事例 15
第四章 地域防災を広げる技術

ゲーム化した防災訓練で関心を広げる
QRで巡る体験型防災ミッション

実践者

那覇市の学校および防災イベント参加者等

ゲーム化した防災訓練で関心を広げる 防災イベント
POINT ポイントアイコン

このデジタル技術のココがすごい!


QR集計で来場動向を即時把握

 来場者が各ブースに設置されたQRコードを読み取ることでミッションの進行状況や参加履歴をデジタル上で管理し、来場者数や年代、参加傾向などをリアルタイムで把握できる仕組みです。従来の紙による運用では難しかった詳細なデータ収集と分析を可能にしています。

デジタル技術体験の様子

デジタル技術提供団体:那覇市役所

社会へ伝えたいメッセージ


 防災訓練は堅い・難しいという先入観がまだ根強く残っており、楽しさを入口にして幅広い層に学びを届けることが大切です。こどもが参加すれば、自然と親世代の意識も動きます。体験を地域の備えにつなげていきたいと考えています。

デジタル技術を活用した
背景

QRコードによる管理導入が求められていた。
来場者増加を受け、運営の効率化とデータ把握の必要性が高まった。

 過年度に那覇市で実施した防災イベントでは、紙のスタンプカードを用いて各ミッションの達成を管理していましたが、想定を大きく上回る来場者があり、対応や管理に課題が生じました。さらにスタンプの押印やカード配布には手間とコストがかかり、来場者数や属性の把握も十分ではありませんでした。この課題を受け、各ブースにQR コードを設置し、読み取ることでミッションの進行管理や来場者データの集計を行う仕組みを導入しました。これにより、人数や年代などの情報を即時に把握できるようになり、運営の効率化と今後の防災施策に活用できるデータを取得することが出来るようになりました。

デジタル技術の活用で得られた
教育効果

来場者の参加状況を可視化。
得られたデータに基づく振り返りが、防災意識の向上につながる。

 来場者は30のミッションを自由に回り、各ブースでQR コードを読み取りながら、瓦礫除去のロープワークや消火、備蓄確認、ペット避難などを体験しました。「訓練」という言葉をあえて使わず「体験ゲーム」としたこ とで、こどもに誘われて来た親世代も自然と学びに加わり、帰宅後に備蓄を整えたという声もありました。イベント後には防災運動会の実施要望が市内の複数校から寄せられたほか、携わったボランティアからも来年もぜひ参加したいという声が上がり、支援する側の意識の変化が見られたことは、今後の継続的な防災活動につながる成果といえます。

体験ゲーム 地域参加を活性化
防災意識の向上

デジタル技術の概要

 那覇市内で実施した防災イベント「超防災中」です。消火・避難・備蓄などの小さな訓練をミッション形式にし、来場者が自由に回って体験、各ブースでQRコードを読み取ることで達成状況の管理や来場者の属性も集計できます。

沖縄・那覇 防災イベント「超防災中」

学習できる災害

災害全般

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