デジタル技術を活用した
防災教育の実践事例
事例 14
第三章 知識・学びを深める技術

AIとARで広げる防災の学び
語り部と体験で備えを深める

実施施設

名古屋市港防災センター

AIとARで広げる防災の学び 名古屋市港防災センター
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このデジタル技術のココがすごい!


AIとARで災害を身近に学ぶ

 地域災害の記憶を伝えるととも、将来の災害への備えを促すことを目標とした防災教材です。 AI語り部とAR教材を掛け合わせ、伊勢湾台風の記憶や応急対応の基礎を対話と体験で学べる構成で、幅広い世代の関心を自然に引き出しています。

AIとARで災害を身近に学ぶ

社会へ伝えたいメッセージ


 防災教育では、映像や体験を通じて災害をリアルに想像し、「自分ならどう動くか」を考えることが欠かせません。デジタル技術はその入口として有効ですが、それだけで終わらせず、被災者の声や地域に残る実際の教訓と結び付けて学びを深めます。

デジタル技術を活用した
背景

害の記憶を次世代へ伝える。
AI語り部との対話で災害事例を追体験。

 名古屋市港防災センターでは、伊勢湾台風をはじめとする地域災害の記憶を伝えるとともに、南海トラフ地震など将来の災害への備えを促すため、さまざまな展示を行ってきました。こうした従来の取組に加え、来館者がより親しみやすく主体的に学べる仕組みとして導入されたのが、AI語り部とAR教材です。AI語り部は、伊勢湾台風当時の体験を会話形式で伝え、来館者が問いかけながら状況を追体験できるのが特長です。一方のAR教材は、災害時の応急対応の基礎を画面操作を通じて学べるよう工夫されています。いずれも年代や属性を問わず、防災を自分事として考えるきっかけづくりを目指しています。

デジタル技術の活用で得られた
教育効果

対話と体験を通して災害を自分事として捉える。
地域の防災意識の形成に効果。

 来館者がAI語り部に問いかけながら伊勢湾台風の体験や当時の暮らしに触れられます。知識の伝達だけにとどまらず、当時を生きた人々の思いや当時の状況への理解を深められる点が大きな特長です。AR教材では、止 血や回復体位、トリアージの考え方など災害時の応急対応の現場を、画面で操作しながら体験することができます。 手を動かす体験を通じて、災害時に求められる判断や対応を具体的にイメージできるようになっています。被災地に寄り添う気持ちや、自ら備えを進めたいという意識を持つ人も見られました。実際に、防災行動を行う小学生の事例がでるなど、備えの意識だけでなく、他の被災地を支えようとする行動にまでつながっています。

AI語り部 地域の防災意識の形成に効果
AI語り部 伊勢湾台風

デジタル技術の概要

 AI語り部は、伊勢湾台風を体験した設定のキャラクターと対話しながら当時の状況を学ぶ展示です。AR教材は、タブレット端末を用いて災害医療の現場を体験できる内容で、視覚的に理解を深めることができます。

AR教材 タブレット端末 災害医療の基礎

学習できる災害

風水害

風水害
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