デジタル技術を活用した
防災教育の実践事例
事例 02
第一章 危険を可視化する技術

早期避難と日常の備えの重要性を伝える
四種類の災害をVRで疑似体験

実践団体

神戸市役所

早期避難と日常の備えの重要性を伝える
POINT ポイントアイコン

このデジタル技術のココがすごい!


四種類の災害をVRで一括体験

 地震災害・津波災害・火災・風水害の四種類の自然災害VR を通じて、早期避難の必要性と日常の備え(避難経路の確認、備蓄、連絡手段の確立など)を具体的に学び、自ら行動できることを目標とした教材です。

火災時の初期対応を疑似体験で学ぶ

デジタル技術提供団体:神戸市役所

社会へ伝えたいメッセージ


 防災は知識の習得で終わらず、行動することが重要です。VRによる臨場感のある疑似体験では、災害への備えの重要性と、いざというときにどう行動するかを学ぶことができます。

デジタル技術を活用した
背景

従来の防災訓練では大規模な会場や機材の準備が必要だった。
この課題解決のため、VR 技術を活用した体験型訓練を導入した。

 神戸市で過去に発生した土砂災害の教訓から、早期避難の重要性を地域に広く伝える必要があると考えました。しかし従来の防災体験は大規模な会場や多くの機材を必要とし、地域で手軽に実施するには準備負担が課題でした。そこで企業と連携し、災害時の避難行動を体験できるVR教材を作成しました。小さな会議室でも実施できるため開催のハードルを下げられます。当初は土砂災害のみでしたが、その後は地震・津波・火災にも対象を広げています。

デジタル技術の活用で得られた
教育効果

没入感のあるリアルを体験。
参加者が早期避難の重要性や日常の備えの大切さを自分事としてとらえる。

 ゴーグル越しに土砂災害や火災の状況が目の前に広がるため、思わず手で避けるといった反応が見られました。周囲の景色が遮断されて没入感が高い分、災害の切迫感が伝わりやすく、早期避難の重要性を実感してもらえたと感じています。体験後には、危険箇所の把握や避難経路の確認、家庭内の備蓄や連絡手段といった具体的な備えの行動について、参加者同士で話し合う場面が見られました。VRゴーグルは持ち運びやすく、広い会場も不要のため、訓練開催のハードルが下がり、訓練への入口として機能しています。四種類の災害から選んで体験できるので、地域の特性に合わせた内容にできます。繰り返し実施することで、これまで訓練に参加していなかった層にも広がり、防災活動への関心の高まりにつながりました。

ゴーグル越しに土砂災害や火災の状況が目の前に広がる
VRゴーグルは持ち運びやすい

デジタル技術の概要

 VRゴーグルを用い、椅子に座った状態でも地震・津波・火災・風水害を疑似体験できる教材です。VRなので、様々な地域の避難訓練の場へ持ち込むことが可能。短時間で危険認識と避難行動の判断を学ぶことができます。

VR災害疑似体験

学習できる自然災害

地震・津波
火災・風水害

地震・津波・火災・風水害
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