デジタル技術を活用した
防災教育の実践事例
事例 06
第一章 危険を可視化する技術

映像と証言で学ぶ
雲仙岳火山災害の記憶
体験展示で学ぶ雲仙岳災害の教訓

実施施設

雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)

映像と証言で学ぶ雲仙岳火山災害の記憶
POINT ポイントアイコン

このデジタル技術のココがすごい!


証言と映像で災害を立体的に伝える

 雲仙岳災害の経過と被害の特徴を理解し、火山災害における情報収集・避難判断・記憶継承の大切さを学ぶことを目標とした体験型展示です。災害の証言、プロジェクションマッピングを組み合わせ、 多様な世代の来館者が体験することができます。

証言と映像で災害を立体的に伝える

社会へ伝えたいメッセージ


 災害の記憶や教訓を次世代へ伝えるには、デジタルの力が有効です。一方で、証言や語りの重みも欠かせません。映像と人の声を組み合わせ、理解を深める場を広げることが大切です。

デジタル技術を活用した
背景

火山災害の記憶と教訓を活かす。
こども世代にも届く展示へリニューアル。

 当館には、修学旅行生や地域の小学生が災害についての学習のために来館しますが、文字や言葉だけでは伝わりにくい内容をどのようにして理解してもらうかが長年の課題でした。特に年齢の低い来館者にとっては、漢字の多い文章だけの展示では、当時どのような状況だったのかをつかみにくい面があります。こうしたことから、火山災害の記憶や教訓を次の世代にもしっかりと届けていくためには、展示の伝え方そのものを見直す必要がありました。そこで、火砕流体験や証言映像、プロジェクションマッピングといった手法を新たに取り入れることで、見て感じながら学べる展示へとリニューアルしました。

デジタル技術の活用で得られた
教育効果

世代を問わない反響。
来館者が自分ごととして災害を捉えるようになった。

 火砕流体験やプロジェクションマッピング、ドローン映像などの展示は、来館者に強い印象を与えています。こどもたちからは「ふわふわする」「すごい」といった声も聞かれ、楽しみながら展示に引き込まれる様 子が見られます。また、アンケートでは、ニュースで見ていた災害を身近に感じられた、来館してよかったといった声も寄せられています。証言展示では、立場の異なる6 名の体験を通じて災害を多面的に理解でき、その結果として防災グッズや防災食の備えを見直すなど実際の防災行動につながった来館者も見られます。世代を問わず理解を促せる点も大きな効果です。

がまだすドーム 証言展示
がまだすドーム プロジェクションマッピング

デジタル技術の概要

 火砕流体験、災害の証言、プロジェクションマッピングルームなどで構成される展示です。パソコンモニターや大型映像を活用し、火山災害や過去の地震・津波の記憶と教訓を、見て学べるようにしています。

がまだすドーム

学習できる自然災害

火山災害

火山災害
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