大規模水害対策に関する専門調査会

専門調査会設置の経緯・目的

ハリケーン・カトリーナによる高潮災害をはじめとし、近年、世界的に大規模水害が多発。我が国でも、豪雨の発生頻度が近年増加傾向。

このような状況を踏まえ、大規模水害が発生しても被害を最小限に食い止めるための対策を行うことは、緊急の国家的課題。

そこで、「大規模水害対策に関する専門調査会」の第1回専門調査会を8月29日に開催。中央防災会議において、水害を対象とした専門調査会を開催するのは今回がはじめて。

主な検討事項

首都地域に甚大な被害を発生させることが想定される荒川及び利根川の洪水、氾濫並びに高潮による大規模水害を対象に、次の項目等について検討を行う。

●国内外において発生した大規模水害の事例分析等から、首都地域における被害状況についてのシミュレーションを行い大規模水害発生時の被害像を想定。

●想定される状況に対して、国民の生命・財産及び経済的被害等を最小限に食い止めるための対策等を検討。

  • 大規模水害が予想された場合の各機関の緊急的な体制・行動のあり方
  • 被害想定に基づいた応急・救援体制のあり方
  • 緊急的な復旧・復興対策の確立
  • 大規模水害発生時の対策の的確な実施のための事前の備え

大規模水害対策に関する専門調査会の開催状況

平成22年3月18日に開催されました中央防災会議「大規模水害対策に関する専門調査会」(第20回、最終回)において、「大規模水害対策に関する専門調査会報告(案)」については、秋草座長一任のもとで修正されることになっておりましたが、修正が完了しましたので報告します。

参考資料1 大規模水害対策に関する専門調査会報告 参考資料集

参考資料2 大規模水害対策に関する専門調査会報告 被害想定、アンケート調査集

  大規模水害時対策に関する専門調査会報告(案)について事務局より説明を行い、各委員にご議論を頂きました。

  大規模水害時対策に関する専門調査会報告(案)について事務局より説明を行い、各委員にご議論を頂きました。

  大規模水害時における対応課題と対策について事務局より説明を行い、各委員にご議論を頂きました。

  大規模水害時における対応課題と対策について事務局より説明を行い、各委員にご議論を頂きました。

  大規模水害時における対応課題と対策について事務局より説明を行い、各委員にご議論を頂きました。
 続いて、台風に関する気象情報とその技術について気象庁より説明を行い、各委員にご議論を頂きました。

  大規模水害時における対応課題と対策、経済被害の検討方針、東京湾の大規模高潮浸水による人的被害想定について事務局より説明を行い、各委員にご議論を頂きました。

  大規模水害時における対応課題と対応、東京湾の高潮による被害想定について事務局より説明を行い、各委員にご議論を頂きました。また荒川氾濫時のガス供給支障、通信支障、上水供給支障、下水道支障について、各事業者より説明後、各委員にご議論を頂きました。

  大規模水害発生時の課題に関する検討の一環として、荒川堤防決壊時における地下鉄等の浸水想定について検討を進め、今般、その結果についてとりまとめました。

机上配付資料 地下鉄等の浸水シミュレーション(止水板等の高さの違いによる比較)

  地下鉄等の浸水被害想定、大規模水害に対する対応と課題等について事務局より説明を行い、各委員にご議論を頂きました。次に、大規模水害に対する取組状況について国土交通省河川局から、荒川が決壊した場合の電力支障について関係事業者からの説明を行い、各委員にご議論を頂きました。

  市区町村の本庁舎等における水害対策や水害時の避難勧告、広域避難対策等に関する現状について把握するため、1都6県(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川市)の334市区町村を対象とした調査を実施し、その結果をとりまとめました。

  大規模水害対策に関する市区町村アンケート結果、大規模水害に対する対応と課題等について事務局より説明を行った後、各委員にご議論いただきました。

  甚大な人的被害が想定される荒川の洪水氾濫による死者数、孤立者数等及び利根川左岸における1000年に1度の発生確率の洪水による氾濫(渡良瀬貯留型氾濫、古河・坂東沿川氾濫)に伴う死者数に関する被害想定をとりまとめました。

  荒川の洪水氾濫による被害想定(死者数・孤立者数等)並びに利根川左岸における1000年に1度の発生確率の洪水による氾濫(渡良瀬貯留型氾濫、古河・坂東沿川氾濫)に伴う被害想定(死者数)、大規模水害時における対応課題等について事務局より説明を行った後、各委員にご議論いただきました。
  次に、利根川氾濫時の携帯電話の通信支障について、関係事業者より説明後、各委員にご議論いただきました。さらに、市区町村を対象として実施した大規模水害対策に関するアンケート結果について事務局より説明を行った後、これらの内容について各委員にご議論いただきました。

  利根川の渡良瀬貯留型氾濫及び古河・坂東沿川氾濫が約1000年に1度の確率の洪水により生じたケース並びに荒川の洪水による各種氾濫ケースにおける被害想定(浸水継続時間、死者数、孤立者数)について事務局より説明。続けて、東京湾の高潮による被害想定について事務局より説明。これらの内容について各委員にご議論いただきました。
  次に、利根川氾濫時の携帯電話の通信支障について、関係事業者より説明後、各委員にご議論いただきました。さらに、市区町村を対象として実施した大規模水害対策に関するアンケート結果について事務局より説明を行った後、これらの内容について各委員にご議論いただきました。

  広域避難や孤立者の救助等の大規模水害発生時の応急対策等の検討に用いるため、国内でははじめて、洪水氾濫による死者数、孤立者数、浸水継続時間に関する被害想定をとりまとめました。

  利根川の洪水氾濫時の被害想定(浸水継続時間、死者数、孤立者数)について事務局より説明を行った後、東海ネーデルランド高潮・洪水地域協議会と危機管理行動計画について、同協議会より説明。
  また、利根川氾濫時のガス供給支障、上水供給支障、下水道支障について、各事業者より説明後、各委員にご議論いただきました。

  「地球温暖化に伴う気候変動について(社会資本整備審議会河川分科会気候変動に適応した治水対策検討小委員会中間報告)」について国土交通省より、「大規模水害における電力設備被害」について、山口委員より説明。
  「大規模水害時の浸水想定」、「大規模水害時の被害想定」等について事務局より説明を行った後、各委員にご議論いただきました。

  「防衛省・自衛隊の災害対策」について、防衛省より説明。「大規模水害時の浸水想定」、「大規模水害時の被害想定」等について事務局より説明を行った後、各委員にご議論いただきました。

  荒川の洪水はん濫時の応急対策等の検討に用いることを目的とした浸水想定をとりまとめました。

  「大規模水害における警察の対応」について、警察庁より説明。「これまでの検討内容と今後の検討内容」、「台風第9号時の状況」、「氾濫流の制御」、「大規模水害時の浸水想定」、「大規模水害時の被害想定」について事務局より説明を行った後、各委員にご議論いただきました

  「大規模災害に対する消防庁の取組」について、総務省消防庁より説明。「既往の大規模水害時における課題の抽出」、「大規模水害時の浸水想定」について事務局より説明を行った後、各委員にご議論いただきました。

  大規模水害に対する現状の対策について、東京電力株式会社、株式会社NTTドコモ、東京ガス株式会社、東京地下鉄株式会社より説明。大規模水害時の浸水想定、被害想定の検討項目について事務局より説明を行った後、各委員にご議論いただきました。

  既往の大規模水害時の状況(予防、復旧・復興期)、平成12年東海豪雨水害時の状況、浸水想定、被害想定の検討項目等について事務局より説明を行った後、各委員にご議論いただきました。

  既往の大規模水害時の状況、大規模水害及び地震災害の違いと主な災害事象、河川及び海岸施設の整備状況等について事務局より説明を行った後、各委員にご議論いただきました。

  検討の背景・経緯、大規模水害に係る諸状況、大規模水害対策の検討の進め方について事務局より説明を行った後、各委員にご議論いただきました。

内閣府(防災部門)

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