地震についてのQ&A
Q 地震に弱いのはどのような建物ですか?
A
阪神・淡路大震災で倒壊などの被害を出した建物は、いまの建築基準以前の建物に多く見られました。いまの建築基準は1981年(昭和56年)5月に制定されたものです。日本の建築基準法は1950年(昭和25年)に制定され、1971年(昭和46年)に一部改正し基準をやや強化、その後1981年の改正されたのが現在の基準です。古い建物は基準が低い時代に建てられた上、建築後年数が経っていることから地震のは不利になりがちです。阪神・淡路大震災の死者の多くは倒壊した木造家屋に押しつぶされたケースでした。
しかし、阪神・淡路大震災では、古い建物でも補強を行うなどメンテナンスが施された建物が壊れなかったというケースがかなりありました。