東海地震対策

3 神奈川県西部の地震の危険度の試算

(1) 概説

 この試算は、県が南関東地域直下の地震のうち、本県に最も大きな影響が想定される神奈川県西部を震源とするマグニチュード7クラスの地震が発生した場合を想定して行ったものである。
 試算にあたっては、地質や地盤、海岸現況等の基本データを利用し、過去の地震被害例を参考に数値計算を行い、地震動、液状化危険度及び津波波高の想定をしている。これらの結果を基に、地震動・液状化、人口造成地及び山・崖崩れに起因する建物被害の試算をしている。

(2) 危険度の概要

1) 想定される地震動等
 本町では、その全域で震度5以上の揺れの発生が想定される。また、特定の地域では、震度6を超える場合もあり、これに伴う液状化危険度も高い。
2) 地震動・液状化等による建物被害
 本町では、特に地震動・液状化に起因する建物被害が高まる傾向にあり、地震対策の充実を図る必要がある。

被害要因 被害区分 中伊豆町 県東部地域 県全体
地震動・液状化 大破 109 14,137 14,359
  中破 500 48,446 48,901
  一部損壊 704 70,325 71,300
人工造成地 大破 1 2,650 2,650
  中破 2 7,949 7,949
山・崖崩れ 大破  4 702 784
  中破 10 1,635 1,827
建物棟数
(平成2年4月1日現在)
4,209 471,637 570,362
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