阪神・淡路大震災教訓情報資料集【03】物資の受入と仕分け、配送

教訓情報資料集

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  • 1.第1期・初動対応(初動72時間を中心として)
    • 1-07.緊急食糧・物資調達と配給
      • 【03】物資の受入と仕分け、配送
        • 01.当日昼頃から届き始めた物資・食料の受入は、被災自治体の市役所・区役所などで行われた。保管場所・人手の不足する中での物資積み降ろしは非常に大変だった。
          • 01) 保管場所がなく、物資の届いた市役所・区役所等の駐車場等には、物資が山積みとなった。
          • 02) 交通渋滞などにより、物資はいつ届くか分からず、職員、ボランティア等が24時間体制で積み降ろし作業に追われた。
        • 02.現場では必要量の把握が困難で、被害の全容もよくわからない状態での配送が行われていた。区役所などへ避難所等から直接物資を取りに来る人もいた。
          • 01) 当初の混乱の中では、届くまでは何が届くかわからず、どこで何が必要とされているかも不明のまま、物資の配送が行われた。
          • 02) 避難所などから自治会単位で物資を取りに来た例もあり、必要物資・必要量を把握した上で判断したため有効だったが、個人への給付は原則として行われなかった。
        • 03. トラックに職員を道案内として付け、避難所に直行するという方法で物資を送り届けた結果、物資が届けられたのは幹線道路沿いの大規模な避難所に偏った。
          • 01) 積み降ろしの手間を省くため、物資を輸送してきた車両に職員が同乗し、そのまま避難所へ配送に廻るという方法がとられた。
          • 02) 大型トラック等による直接輸送のため、物資到着が主要幹線道路沿いの避難所に偏る場面もあった。

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