ぼうさいこくたいで「屋外展示」に出展しました
株式会社フジタ土木本部防災技術部 石田純平
1 地域と共に築く強固な防災基盤
私たちフジタは、総合建設会社として長年にわたり、土木・建築を通じて社会インフラの整備に貢献してきました。当社のスローガンである「“高”環境づくり」に基づき、持続可能な社会の実現を目指し、安全で快適な生活基盤の提供に取り組んでいます。災害対策においては、これまで主にハード面からの支援を行い、社会全体に豊かな環境づくりを推進してきました。
近年では、災害リスクの増大と複雑化に対応するため、ハードとソフトを組み合わせた総合的な防災ソリューションの強化に力を入れています。防災対策は単なるインフラ整備だけでなく、災害発生時においても迅速かつ適切に対応できるようにするかが重要です。さらに、事前防災に資する技術開発にも取り組み、ハードとソフトの融合による防災技術の提供と防災意識の向上に努めています。
今回、当社は熊本で開催された「ぼうさいこくたい」に出展し、自治体関係者や防災に関わる民間団体、地域の皆様と防災意識を共有する貴重な機会を得ました。当社は第4回の「ぼうさいこくたい」から参加しており、今回は6回目の出展となります。展示会は2日間開催され、1日目は10月とは思えない暑さに加えて大雨にも見舞われましたが、多くの方々に御来場いただきました。
展示ブースでは、災害時に実際に役立つ当社の技術を紹介しました。重機の遠隔操作が可能なロボット、瞬時にヘドロを固化する土質改良材、避難所向けの仮設ベッド等の技術は、災害対応の迅速化や避難生活を少しでも快適に過ごしていただくことを目指して開発されたものです。
2日間の展示会で、自治体や民間団体などから約700名の方に当社ブースへお越しいただきました。展示した防災技術について、多くの方々が関心を持ち、特にその実用性や地域での活用方法について多くのご質問をいただきました。当社の技術が単なる製品にとどまらず、地域社会全体の防災力向上に大きく貢献できる可能性を改めて強く感じる機会となりました。
当社は、これからも地域社会との連携を深め、災害に強いインフラを提供するだけでなく、災害発生時の迅速な対応をサポートするための技術開発を進めてまいります。また、学生や子供たちへの防災啓蒙を継続し、地域の安全と安心を守るパートナーとして、引き続き社会に貢献していく所存です。今後もさらなる技術革新を通じて、地域と共に歩む企業としての責任を果たしてまいります。
皆様の御支援と共に、より強固な防災基盤を築いていくための活動に御期待ください。

展示ブース

ラジコン重機の体験に子供たちは大喜びでした
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