防災の動き



「防災推進国民大会2024」の開催報告 復興への希望を、熊本から全国へ~伝えるばい熊本!がんばるばい日本~
内閣府(防災担当) 普及啓発・連携担当

 「ぼうさいこくたい」は、内閣府等が主催し、産学官民の関係者が日頃から行っている防災活動を発表し、交流する日本最大級の防災イベントです。平成28年(2016年)から毎年開催されており、今年で9回目の開催になります。

 今年の大会は、平成28年の熊本地震から8年目、令和2年(2020年)の7月豪雨から4年目を迎える熊本県で開催することとなりました。今大会では、熊本より、私たち一人ひとりが、日頃から防災に取り組むことの大切さを発信し、災害の経験・教訓を多くの方々へ、そして次世代へつなげる機会になるよう、「復興への希望を、熊本から全国へ~伝えるばい熊本!がんばるばい日本!~」をテーマとしました。

 オープニングセッションでは、主催を代表して坂井学防災担当大臣、清家篤防災推進協議会会長・防災推進国民会議議長・日本赤十字社社長、開催地を代表して木村敬熊本県知事、大西一史熊本市長からの挨拶に始まり、地元熊本を代表してくまモンと熊本城おもてなし武将隊によるパフォーマンスが行われたほか、元熊本県危機管理防災企画監の有浦隆氏による「熊本地震を振り返って―熊本地震までの準備と対応の教訓」をテーマとする基調講演が行われ、熊本地震がどんな災害であったかを振り返りました。

 オープニングセッションを皮切りに、大会期間中の2日間、会場では、県内外から404の団体が様々なテーマに基づくセッション、ワークショップ、ブース展示、ステージ発表、屋外展示等を行い、過去最高の約17,000人もの来場者で大変な賑わいとなりました。様々な団体の取組を通し、会場に訪れた人々に災害の経験、教訓を発信することができました。

 大会の締めくくりとなるクロージングセッションでは、地元熊本県の高校生から未来に向かってメッセージが発表され、その後、次回開催地の発表が行われました。

 次の「ぼうさいこくたい」は、令和7年(2025年)9月6日及び7日に新潟県で開催予定です。新潟県は、平成16年(2004年)新潟県中越地震及び平成19年(2007年)新潟県中越沖地震等大きな災害経験がありますが、防災産業クラスター(防災産業の連携プラットフォーム形成事業)を始めとした様々な新潟県における取組の発信は、国内外への力強いメッセージとなることでしょう。

坂井防災担当大臣による開会挨拶(2024年10月19日撮影)

坂井防災担当大臣による開会挨拶(2024年10月19日撮影)

熊本城ホールのブース展示の様子(2024年10月19日撮影)

熊本城ホールのブース展示の様子(2024年10月19日撮影)

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内閣府政策統括官(防災担当)

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