幸田町安全テラスセンター24 ~ひとのつながりを生み、支えあう地域社会を育てる~
愛知県幸田町
「幸田町安全テラスセンター24」(以下、テラス)は愛知県幸田町の消防本部1階にあります。本町では、いつ起こるかわからない大規模自然災害に対し、24時間365日いかなる時も迎え撃つことができる防災体制を構築し備えるため“災害に強いひとづくり”を目指し、テラスの運用を令和3年度から開始しました。テラスには、消防職員のほか、教員や消防のOBが常駐し、町の安全を「照らす」存在として町民の防災対策を推進しています。テラスは「地域のつながり」「継続的な学び」「日常からできる備え」の3本の矢を軸に、防災・減災意識を高め、自ら判断し行動できる体制の構築に取り組んでいます。
地域のつながり
災害時には地域で助け合い、協力することが困難に立ち向かう力となります。日頃から次の点を重点に地域住民同士が協力できる関係を築くとともに、多様な地域活動の担い手や世代がつながるよう支援することで、平常時の地域力を向上させ、災害時の対応力を高めています。
◦「お互いさま」の関係を築く、防災を通じたコミュニティづくり
◦地域の変化や災害に積極的に対応できる体制づくり
継続的な学び
住民の防災意識を高めるため、次の点を重点に防災・減災に関する学びの場を創出するとともに、体験や訓練を通じて災害時の行動力や判断力を培い、災害に強い人材を育成しています。
◦災害時に自ら判断し、行動できる人材育成
◦小中学校教育の中で、幸田町の地域特性を踏まえた災害を学ぶ場を提供し、防災教育のレベルアップに協力する。
◦いつでも、どこでも使える学びの場の創出
日常からできる備え
いつ襲ってくるかわからない大災害を迎え撃つために、日頃の生活の中へ、防災のエッセンス(住宅の耐震化、家具の固定、備蓄など)を加えるとともに、素早く災害対応ができる自主防災会などの組織的な備えを推進しています。
今後も、テラスでは3本の矢を軸に多様な地域活動の担い手や防災・減災に取り組む人々が自ら考え、行動するための学習に取り組めるように支援していきます。防災・減災を学びあうことで「ひとのつながりを生み、支えあう地域社会を育てる」ことを基本方針として掲げ事業を推進し、多くの人がつながり、得意分野を活かしつつ支え合う絆が形成されることにより、それが、災害時にも力強く活動できる力になるよう活動に取り組んでいきます。
【幸田町安全テラスセンター24 Instagram】


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小学校での防災学習

防災研修会

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