防災の動き



高知県のまんが文化との連携で、さらなる防災意識の向上を!
高知県危機管理部南海トラフ地震対策課

切迫度が高まっている南海トラフ地震

 南海トラフを震源とする巨大地震は、これまで概ね90年から150年ごとに発生しており、その都度本県に大きな被害をもたらしてきました。昭和21年(1946年)に発生した昭和南海地震からすでに75年が経過し、今後30年以内に70~80%の確率で次の巨大地震の発生が見込まれるなど、その切迫度は年々高まってきています。

高知県幡多郡中村町(現四万十市)四万十川鉄橋落橋

高知県幡多郡中村町(現四万十市)四万十川鉄橋落橋

高知市堺町文化ビル及び新京橋中央食堂倒壊

高知市堺町文化ビル及び新京橋中央食堂倒壊

高知県の地震対策の推進

 本県では、来るべき巨大地震に備え、河川・海岸堤防の耐震化や津波避難タワーの整備といったハード面の対策と平行し、避難所や医療救護体制の確保などソフト面の対策にも力を入れて取組んでいます。

 また、県民の皆さまの一人ひとりの「自助」「共助」の力も高めるために、令和2年度に地震啓発冊子を県内全戸に配布したほか、地震の揺れを疑似体験できる起震車の2台体制での運行、テレビCMやラジオ放送、チラシ配布など、様々な手法により地震に関する啓発を行っています。

地震啓発冊子「南海トラフ地震に備えちょき」(令和2年12月改訂)

地震啓発冊子「南海トラフ地震に備えちょき」(令和2年12月改訂)

令和4年3月に更新された高知県起震車(VR機能付き)

令和4年3月に更新された高知県起震車(VR機能付き)

まんが文化との連携で、県民の皆さまへの啓発を強化!

 本県では、やなせたかし先生をはじめ著名な漫画家が輩出されております。平成4年からまんが甲子園を開催するなど、県が一体となり、まんが文化を育んできました。このようなまんが文化の中で、「普段、防災に関心を持たれていない県民の皆さまに、まんがを通じて防災に関心を持ってもらいたい」との思いから開催されたのが、「防災まんが選手権」です。

 防災まんが選手権は、「作品のテーマは防災に関すること」「1枚まんが(4コマ以上)」であることを守っていただければ、年齢・住所・プロアマ問わずどなたでも応募できます。第1回目の開催となった昨年度は、作品を見た方がクスッと笑ってしまうようなものから、なるほどと感心させられるもの、ドキッとするシリアスなものなど、全国15都府県から360点以上の力作を応募いただきました。

【大賞】『防災の真の敵』(さと様)

【大賞】『防災の真の敵』(さと様)

【目のつけどころが面白いで賞】『リアルハザードマップ!?』(西脇幸司様)

【目のつけどころが面白いで賞】『リアルハザードマップ!?』(西脇幸司様)

 応募いただいた作品は、当課LINE公式アカウントで順次配信しているほか、県の施設での展示なども検討し、多くの方々に作品を見ていただき、防災意識の向上につなげていきたいと考えています。

 また、今年度も「第2回防災まんが選手権」(応募期間:令和4年10月中旬〜12月末予定)を開催しますので、皆さまからの作品のご応募をお待ちしております!

〇地震啓発冊子「南海トラフ地震に備えちょき」

▶https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/010201/sonaetyoki-pumphlet.html QRコード

〇第1回防災まんが選手権 受賞作品

▶https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/010201/2022031800150.html QRコード



所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

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