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令和8年版 防災白書|第1部 第3章 第6節 青森県東方沖を震源とする地震による災害


第6節 青森県東方沖を震源とする地震による災害

(1)概要

令和7年12月8日23時15分に青森県東方沖でマグニチュード7.5(暫定値)の地震が発生した。青森県八戸市で震度6強を、同県おいらせ町、階上町で震度6弱を観測したほか、北海道から近畿地方にかけて震度5強から1を観測した。同日23時17分には、気象庁が北海道太平洋沿岸中部、青森県太平洋沿岸及び岩手県に津波注意報を発表し、23時23分、これを津波警報に切り替えた。また岩手県久慈港で64cm等、各地で津波を観測した。

翌9日2時、内閣府及び気象庁は合同記者会見を行い、令和4年12月の運用開始以降初めて、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表した(参考「【コラム】12月8日の地震に伴う北海道・三陸沖後発地震注意情報の発表」)。

震度分布図
震度分布図
津波警報等
津波警報等
(2)被害状況

青森県東方沖を震源とする地震では、重傷者2名(北海道1名、青森県1名)、軽傷者44名(北海道10名、青森県30名、岩手県4名)の被害が発生した。住家被害は、全壊が1棟(青森県)、一部破損が47棟(北海道2棟、青森県45棟)となった(消防庁情報、令和7年12月16日時点)。

この地震の影響で、北海道電力管内及び東北電力管内で最大約4,370戸の停電が発生するとともに、青森県及び岩手県において最大約1,595戸の断水が発生するなど、ライフラインへの被害のほか、JR八戸線(本八戸~小中野駅間)で橋脚の損傷等による運休等、交通インフラにも被害が発生した。

(3)政府の対応

政府は、令和7年12月8日23時16分に官邸対策室を設置し、23時17分には、高市内閣総理大臣から「国民に対し、津波や避難等に関する情報提供を適時的確に行うとともに、住民避難等の被害防止の措置を徹底すること」、「早急に被害状況を把握すること」及び「地方自治体とも緊密に連携し、人命第一の方針の下、政府一体となって、被災者の救命・救助等の災害応急対策に全力で取り組むこと」について指示が行われた。

また、12月14日には、津島内閣府副大臣が青森県の被災現場を視察した。

青森県東方沖を震源とする地震に関して、青森県の3市7町2村、岩手県の5市4町3村に「災害救助法」が適用された。また、「被災者生活再建支援法」については、青森県の1市に適用された。

津島内閣府副大臣による青森県の被災現場の視察
津島内閣府副大臣による青森県の被災現場の視察
会議の様子
会議の様子

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