(7)被災者の孤立防止と心のケア


(7)被災者の孤立防止と心のケア

現在,被災者の多くが,仮設住宅等での生活を余儀なくされており,被災者の孤立防止や心のケア,そのためのコミュニティづくり支援等が課題となっている。

被災者の孤立防止や心のケアの問題については,地方公共団体やNPO・NGO等,様々な主体により取り組まれており,政府としても,<1>応急仮設住宅での見守りや交流の拠点としての集会場を設置するとともに,高齢者等の総合相談や生活支援等を行うサポート拠点を整備する,<2>保健師等の巡回訪問により保健指導等を実施する,<3>岩手,宮城及び福島の各県に「心のケアセンター」を設置し,PTSDやうつ病等心の不調を訴える者に対して,心のケア専門職による訪問支援を実施する,<4>社会福祉協議会等の巡回訪問により,見守りや総合相談等を実施する,<5>幼児・児童・生徒等の心のケアのために,被災地の学校等にスクールカウンセラー等を派遣する,<6>孤立防止や心のケアに関する会議を開催し,各地方公共団体やNPO・NGO等の取組の好事例等を冊子やホームページ等を活用して紹介する,<7>被災者の心身の健康状態を把握するための調査を実施する,<8>岩手,宮城及び福島の各県において,震災による女性の様々な悩み,女性に対する暴力に関する相談事業を実施する等,地方公共団体やNPO・NGO等による被災者の孤立防止や心のケアに対する取組への支援を進めている。


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