日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震の解説ページ

インデックス
  1.日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震とは?
  2.想定される地震・津波は?
  3.想定される被害は?
  4.想定される防災対策の効果は?
  5.主な防災対策は?

3.想定される被害は?

  想定される被害は、最新の科学的知見に基づく最大クラスの地震・津波から、防災対策を検討するために推計したものです。なお、想定される被害は対策を講じることにより、被害を抑えることが可能です。

【人的被害】
  死者数が最も多くなるケースは、避難を始めるまでに時間がかかり、積雪の影響で移動が難しい「冬の深夜」となり、想定される死者数は、日本海溝で約19万9千人、千島海溝で約10万人にのぼります。
  また、津波から逃れたものの、低体温症で死亡するリスクが高まる「低体温症要対処者」についても推計し、日本海溝で約4万2千人、千島海溝で約2万2千人の被害が推計されています。

【建物被害】
  建物の被害は、積雪により建物の被害が増え、出火のおそれが高まる「冬の夕方」が被害が最も大きくなると推計しています。日本海溝で約22万棟、千島海溝で約8万4千棟にのぼります。

【経済的被害】
  経済的被害額は、主に「資産等の被害」と「生産・サービスの低下による影響」を評価しており、資産等の被害は、建物やインフラ・ライフライン施設等の復旧・再建に要する費用の総額とし、生産・サービスの低下による影響は、資産や労働力の減少、サプライチェーンの寸断影響を考慮した被災地域内の生産額低下に加え、被災地域外への影響も考慮して推計しています。 日本海溝で約 31兆円、 千島海溝で約 17兆円 の被害額が推計されています。

詳しくは⇒内閣府 日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震対策検討ワーキンググループ 被害想定について(令和3年12月21日発表)

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