日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震の解説ページ

インデックス
  1.日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震とは?
  2.想定される地震・津波は?
  3.想定される被害は?
  4.想定される防災対策の効果は?
  5.主な防災対策は?

2.想定される地震・津波は?

  最大クラスの巨大な津波を想定するため、東北地方や北海道の太平洋沿岸の過去6千年間における津波堆積物を調査し、それらの津波堆積物地点まで津波が浸水しうるモデルを作成した後、津波シミュレーション計算を実施することにより、津波の高さや浸水域等を推計しています。

  震度については、日本海溝・千島海溝沿いで発生した過去の地震を基に強震動生成域(断層面の中で特に強い地震波を発生させる領域)を配置し、最大クラスの地震の震度を推計しています。

  なお、岩手県から北海道えりも岬沖合の日本海溝沿いの領域を日本海溝モデル、えりも岬から東の千島海溝沿いの領域を千島海溝モデルとして推計をしています。

検討範囲位置図

  津波高の推計結果としては、日本海溝沿いでは、福島県南相馬市で19m、宮城県気仙沼市で16m、岩手県宮古市で30m、青森県八戸市で27m、千島海溝沿いでは、北海道えりも町や釧路町で28mの高い津波が推計されています。

  震度の推計結果としては、日本海溝沿いでは、岩手県大船渡市や青森県六ケ所村で6強、千島海溝沿いでは、北海道えりも町や厚岸町で7の強い揺れが推計されています。

日本海溝モデルの想定沿岸津波高(満潮時)    千島海溝モデルの想定沿岸津波高(満潮時)

日本海溝モデルの想定震度分布図                千島海溝モデルの想定震度分布図

詳しくは⇒内閣府 日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震モデル検討会 最終報告(令和4年3月22日公表)

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