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※「国土庁防災局」は、2001年より、「内閣府(防災部門)」になりました。
全国地震工学シミ レーション(NEES)について
 
プリシスラ・ネルソン1
国立科学財団エンジニアリング局シビル・メカニカルシステム課 課長
ポーシュケ J.2
ゴールドスタイン S.3
アンダーソン T.4
1 22230 バージニア州アーリントンにある全米科学財団(NSF)、土木・機械システム部理事
2 全米科学財団(NSF)、土木・機械システム部、地震工学シミュレーションネットワーク(NEES)プログラム担当理事
3 全米科学財団(NSF)、工学理事会、IT上級顧問
4 全米科学財団(NSF)、土木・機械部、地震工学シミュレーションネットワーク(NEES)プロジェクト担当マネージャー
 
抜粋
 この論文は、全米科学財団(NSF:National Science Foundation)の主要研究機器プロジェクトである、地震工学シミュレーションネットワーク(NESS)について述べたものである。地震工学シミュレーションネットワーク(NESS)はアメリカ議会の承認に基づき、2000年度から2004年度の間に総額8190万ドルの資金提供を受けてきた。
 
キーワード:
地震工学、データベース、情報技術、コラボレートリー、ネットワーク、実験テスト、構造工学、地質工学
 

はじめに
 全米科学財団(NSF)の理事会は、地震工学シミュレーションネットワーク(NEES)を設立するプログラムを開始した。プログラムは全米科学財団(NSF)の主要研究機器プログラムに基づくプロジェクトであり、その目標は、遠隔観察、遠隔操作のできる国家的、ネットワークを利用した共同研究の地理的に分散された、共用の次世代実験研究機器サイトを提供することである。このサイトは共同の一貫した実験法、計算法、理論、データベース、モデル・ベースシミュレーションを採用することで、地震工学研究と教育の環境を変え、地震設計と米国の土木や機械の基盤システムの性能を向上させるようとするものである。

 インターネットを利用した地震工学シミュレーションネットワーク(NEES)共同研究システムは、2001年に決定される地震工学シミュレーションネットワーク(NEES)システムインテグレーション(SI)の受賞者によって開発される。地震工学シミュレーションネットワーク(NEES)はコラボレートリーである、即ち地震工学研究と教育における共同研究を支援するために開発された、総合実験、計算、通 信、管理レポジトリーシステムである。地震工学シミュレーションネットワーク(NEES)コラボレートリーでは、ネットーワークを通 じて地震工学シミュレーションネットワーク(NEES)実験研究機器を遠隔観察、遠隔操作でき、研究者はデータベースの管理レポジトリー、ユーザ開発シミュレーションソフト、モデル・ベースシミュレーションと視覚化用モデルに遠隔アクセスできる。プログラムに基づいて開設される地震工学シミュレーションネットワーク(NEES)地震工学研究機器サイトは、2004年10月1日(或いはそれより早い)から2014年9月30日まで地震工学シミュレーションネットワーク(NESS)コラボレートリーに連結され、これに参加する。地震工学シミュレーションネットワーク(NEES)コラボレートリー全体の管理と、共同使用される地震工学シミュレーションネットワーク(NEES)機器サイトの調整は、2001年に設立される地震工学シミュレーションネットワーク(NEES)コンソーシアムが2014年9月30日まで責任を持つ。プログラムの目標を達成するために、全米科学財団(NSF)は地震工学シミュレーションネットワーク(NEES)コラボレートリーと全ての地震工学シミュレーションネットワーク(NEES)機器サイトが2004年9月30日までに(またはそれより早く)可動することを期待している。地震工学シミュレーションネットワーク(NEES)を通 じて、国内外の地震工学界が互いに刺激し合い、その先進実験能力を使って、より複雑で包括的な解析モデルとコンピュータ数値モデルをテスト、検証すれば、米国並びに世界中の地震設計と、土木・機械システムの性能は向上するだろう。

 

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