「被災者に欠乏しているものを確認すること」。あらゆるレベルで緊急事態管理者が、当該地域で被災者に欠乏しているものに迅速に対応する責務を果 たすため、情報の重要な部分を確認するための体系的手法が開発された。それぞれの災害に対する「情報の重要要素(EEI:Essential Elements of Information)」により、適切な決定を時期を逸せず行うため重要な、目標とされたデータの収集が容易となる。このように集中する手法が欠けていると、災害に伴う混乱により人命救助活動が妨げられ、衛生や医療の要請に応えられず、限られた対応資源の配分が非常に困難になる可能性がある。それぞれの特徴に基づいた活動に対し適合が可能な情報の重要要素(EEI)(災害対応任務を有効に実施するため、重要と思われる情報の範疇や種類=Categories or types of information deemed crucial to the effective execution of the disaster response mission)を確立する制度を採択した。情報の重要要素(EEI)を収集するため、緊急事態対応部隊の組織の中に迅速に災害現地のニーズを評価する能力(RNA:a Rapid Needs Assessment)を持たせた。それは、人命救助活動のための重要な情報を収集する責任を担っている。ニーズ評価(RNA)部隊は、それぞれ連邦政府と州の職員から構成されている。成員の中には、医療、危険物、技術、輸送、一般 大衆の保護、および必要に応じ他の分野の専門家が含まれる。