まつやまジュニア防災リーダークラブ
愛媛県松山市市民防災安全課
1 はじめに
松山市では、小学生から高齢者までの切れ目のない全世代型防災教育に取り組んでいます。この取組の一環として、小学5年生から高校生までのジュニア防災リーダークラブを結成し、年間を通じて、様々な体験や学習をすることで、次世代の防災リーダーを育成しています。
2 まるごと防災たんけん隊!!(写真1)
市内の防災関係機関や企業を訪れ、各団体の平常時の防災活動や災害時に果たす役割を、現場の職員から生の言葉で学びます。
「松山河川国道事務所」では、市内を横断する「重信川」の歴史や特色をクイズ形式で学ぶとともに、実際に川に出向いて土のう作り等を経験しました。
ホームセンターの「DCM株式会社」では、つっぱり棒による家具固定やガラス飛散防止フィルムの貼り付け、簡易トイレの組み立て等を体験し、家庭での日頃の防災対策の重要性を学びました。
そのほか、「日本赤十字社愛媛県支部」、「松山市消防局」、「松山地方気象台」のほか、地元のスーパーマーケットも訪れました。

写真1 まるごと防災たんけん隊!!(左:令和7年(2025年)6月21日撮影/右:令和7年(2025年)7月19日撮影)
3 防災まち歩き(写真2)
地元の自主防災組織、消防団等とともに、地域を歩き、防災マップを作成しました。どのような危険が潜んでいるのか、防災に役立つものがどこにあるか、自ら足を使って周り、自分の目で確かめて、観察し、考え、対策を練り、友達との意見交換を通して、さらに知識を身に付けます。グループごとにマップにまとめ、住民に発表することで、子どもならではの視点を地域に発信し、まち歩きを通じた知識を仲間たちと共有しました。

写真2 防災まち歩き(令和6年(2024年)10月20日)
4 ジュニア防災リーダー認定チャレンジ
1年を通した活動の集大成として、オリジナルの認定試験に挑戦します。試験は、防災知識に関するチャレンジテスト、課題研究の発表、研究結果のまとめ方等を総合的に評価し、初級・中級・上級を認定します。防災の理解度を測るだけではなく、発表を通じて伝える力も養います。
5 最後に
令和2年(2020年)から始めたこの取組も6年目を向かえ、これまでに延べ1,101人が参加しています。なかには、大学生の「防災リーダークラブ」として活動を継続してくれているメンバーもいます。これからも、若い世代の防災リーダーを育成し、災害に強いまちづくりを進めていきます。
