ショート動画「はれるんと地震を学ぼう!」を公開中!
気象庁地震火山部地震津波監視課地震津波防災推進室
地震についてより多くの皆様に知っていただけるように、気象庁の専門家が簡潔に解説した動画を「はれるんと地震を学ぼう!」シリーズと題して2024年3月に公開しました。
地震に関する疑問に対して、30秒程度のショート動画の中にわかりやすい言葉での説明を盛り込んでいます。スマートフォンでも見やすい縦長の形式とするほか、気象庁マスコットキャラクター“はれるん”が全ての動画に登場しています。
【「はれるんと地震を学ぼう!」YouTube再生リスト】
▶https://www.youtube.com/playlist?list=PLulV_CmWlZHOpI0wb68jazjLymIeeNRbc
再生リストを御覧いただくとわかるように、「体感した震度が違う」「緊急地震速報は必ず間に合うの?」といった、多くの方が一度は疑問に思うであろうことを動画のテーマとしています。
ここでは、動画の一つ「大きな地震がおきたあとは…」について御紹介します。
【「大きな地震がおきたあとは…」】
▶https://www.youtube.com/shorts/b5FhpzYqrpg
こちらの動画では、大きな地震が起こった後には続けて大きな地震が起こりやすいという特徴を踏まえて気象庁が発表する「南海トラフ地震臨時情報」と「北海道・三陸沖後発地震注意情報」について御紹介しています。
「南海トラフ地震臨時情報」は、南海トラフ全域を対象に大規模地震発生の可能性が平常時より相対的に高まっている際にお知らせします。情報名の後にキーワードを付記して「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」等の形で情報発表します。


【南海トラフ地震臨時情報】
▶https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/nteq/info_criterion.html
「北海道・三陸沖後発地震注意情報」は、北海道の根室沖から東北地方の三陸沖の巨大地震の想定震源域で、大規模地震の発生可能性が、平常時より相対的に高まっている際に発表される情報です。


【北海道・三陸沖後発地震注意情報】
▶https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/nceq/info_guide.html
これらの情報は、情報が発表された際にとるべき行動がイメージしにくい複雑な情報ですが、「大きい地震が起きた後に、気を付けてください」という簡潔な内容と分かりやすい図と説明により解説しています。
また、どちらの情報も、発表されたとしても次に大きな地震が必ず起こるわけではありませんが、たとえ不確実性が高くとも地震に備えていただくことで被害軽減を図ることができます。この動画では、突発的に発生する地震への日頃からの備えが必要であることも合わせて呼びかけを行っています。
今回御紹介したショート動画は、わかりやすい言葉・表現を用いて説明するよう意識して作成しています。気軽に視聴でき知識を得られるコンテンツとなっていますので、まずはこれらの動画を御覧いただき、地震という現象そのものや気象庁の情報への理解を深める「入り口」としていただければ幸いです。タイトルリストから、御興味のあるものを選んで、ぜひ御覧ください。