防災の動き



災害時におけるインターネット上の偽・誤情報について
総務省情報流通行政局情報流通振興課情報流通適正化推進室

 SNSや動画配信・投稿サイト等の普及によって、誰もが簡単に情報を発信することが可能となり、私たちはインターネットを通じて毎日多くの情報に接しています。そういった情報の中には、役に立つ情報がある一方で、正しくない情報もたくさんあり、中には、騒ぎを起こすことが目的で発信された情報もあります。

 特に、災害時におけるインターネット上の偽・誤情報の流通は、迅速かつ円滑な救命・救助活動や復旧・復興の妨げになりかねないものであり、また、犯罪にもつながり得ます。例えば、令和6年能登半島地震では、「二次元コードを添付して寄附金・募金等を求める投稿」「公的機関による支援や施設利用に関する不確かな情報」「不審者・不審車両への注意を促す不確実な投稿」等がSNS上で拡散されたとの報道もありました。

 SNSやインターネット上で目にした情報をすぐにうのみにせず、一呼吸おいて、正確性が判断できない場合には、テレビ・ラジオ等の放送や新聞による情報、ファクトチェック団体による情報、また、災害時には自治体等の公的機関による情報を確認する等、安易に偽・誤情報を投稿・拡散しないことが大切です。

 具体的には、インターネット上に流通する真偽の不確かな情報の確認として、以下の方法がありますので、ぜひ実践してみてください。

●他の情報と比べてみる…ネット検索し、複数の情報を読み比べましょう。本や新聞等、ネット以外で調べるのもお勧めです。

●情報の発信元を確かめる…発信元が明らかであっても、信頼できる人なのか、信頼できるWebサイトなのかを確認しましょう。

●その情報はいつ頃書かれたものか確かめる…元の情報が古いものだった場合、現在とは状況が異なるかもしれないので、注意しましょう。

●一次情報を確かめる…その情報が引用や伝聞だった場合は、元になったオリジナルの情報源を探して確かめてみましょう。

偽・誤情報対策に関する普及啓発コンテンツの一例(本誌リンク参照)

偽・誤情報対策に関する普及啓発コンテンツの一例(本誌リンク参照)

【出典】

・総務省,【啓発教育教材】インターネットとの向き合い方~ニセ・誤情報に騙されないために~ ▶https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/special/nisegojouhou/ QRコード

・総務省,『上手にネットと付き合おう!安心・安全なインターネット利用ガイド』 ▶https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/special/fakenews/ QRコード

・ 総務省公式X(令和6年(2024年)1月15日) ▶https://twitter.com/MIC_JAPAN/status/1746818844021391791 QRコード

・政府広報オンラインX(令和6年(2024年)1月24日) ▶https://twitter.com/gov_online/status/1749982855172595722 QRコード

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