防災の動き



防災体制の確立と防災意識の高揚に向けて
熊本県南関町総務課消防交通係

新しい防災拠点の完成と総合防災訓練の実施について

 南関町では、令和4年に新庁舎を核とした防災拠点施設を新たに整備し、それに合わせ5年ぶりとなる総合防災訓練を実施しました。訓練の目的は、災害対策基本法、南関町地域防災計画に基づき、南関町及び関係機関並びに地域住民が一体となって実効性のある訓練を実施し、防災体制の確立、防災意識の高揚による危機管理体制の確立を図ることです。震度6強の地震が発生したことを想定し、災害対策本部の設置から、避難訓練、救出訓練、炊き出し訓練等を行いました。

 この訓練は、関係機関との連携強化も目的としており、県、消防、警察、自衛隊、消防団、社会福祉協議会、地域婦人会、防災士の会、自主防災組織など多くの関係機関にご協力いただきました。

訓練の概要

 南関町役場敷地内にある防災広場及び荒尾消防署南関分署建屋等を利用し、自衛隊による救出救助訓練や、消防による救急救命訓練を始め、梯子車や熊本県防災消防ヘリコプターによる孤立者救助訓練を行いました。

 また、指定避難所登録の施設である「南の関うから館」では、炊き出し訓練や、防災関連写真等の展示、熊本県危機管理防災課による防災関連講話を行いました。

訓練の成果

 防災行政無線の合図等により、各自主防災組織による避難訓練や、災害対策本部での図上訓練、自衛隊等の派遣要請など、災害を想定した実践的な情報伝達手段の確認が出来ました。

 また、住民や消防団からは「自衛隊や消防の活動は災害時のシミュレーションとして勉強になった」「普段は見ることが出来ない自衛隊の救出活動および消防による救急救命活動や、梯子車や熊本県防災消防ヘリコプターにより実際に救助を行う姿は、防災について改めて考える機会になった」等のご意見をいただきました。

おわりに

 本町は、平成28年熊本地震や令和2年7月豪雨による災害等を経験しています。防災訓練を通していつ起こるかわからない災害に備え、関係機関との連携による防災体制の確立や、住民のみなさまと共同した防災体制を築き上げていきます。

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