防災の動き



箱根大涌谷園地自然研究路における救出救助訓練の実施について
神奈川県くらし安全防災局 防災部危機管理防災課

 箱根大涌谷園地の自然研究路は、平成27年の火山活動以降、観光客の立入りが規制されていましたが、令和4年3月に引率入場方式により立入りが再開しました。

 県では、箱根町・自衛隊・消防・警察との連携と箱根大涌谷園地の安全対策の確認のため、令和4年12月8日(木)に救出救助訓練を実施しました。

 訓練は自然研究路に観光客が立ち入る中で突発的に小規模な噴火が発生したという想定の下、箱根町は、転倒して負傷し逃げ遅れた観光客がいることを把握すると、直ちに県、消防、警察といった関係機関を招集し現地指揮所を開設しました。県は町からの依頼により自衛隊に派遣要請を行いました。箱根町消防本部がドローンを使用して自然研究路内を捜索し、その情報を元に、自衛隊・消防・警察は自然研究路の往路・復路・緊急避難路の3方向から捜索を開始し、噴石から一時的に逃れるためのシェルター内等で逃げ遅れた観光客を保護、安全な場所まで搬送したところで訓練は終了となりました。

 訓練終了後、菅原喜和・県応急対策担当課長は「箱根山は人気の観光地であるとともに、現在も噴火の可能性がある活火山であることから万が一に備え、本訓練のように関係機関が連携のとれる体制を構築することが重要である」と締めくくりました。災害による被害を軽減し、県民や神奈川県を訪れる皆様のいのちを守るため、県では今後も箱根町や関係機関と連携した訓練を実施し、防災・減災対策に取り組んで参ります。

現地指揮所の様子

現地指揮所の様子

警察による救助の様子

警察による救助の様子

消防による捜索の様子

消防による捜索の様子

自衛隊による救助の様子

自衛隊による救助の様子



所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

Copyright 2017 Disaster Management, Cabinet Office.