特集　防災ボランティア・NPO に関わる人々

災害に強い地域、街づくりの推進

〈社会福祉法人 全国社会福祉協議会（全社協）〉

全社協は、社会福祉法に基づく４７都道府県社会福祉協議会の連合体であると同時に、民生委員・児童委員、社会福祉法人・施設の組織、保育士やホームヘルパーなどの福祉専門職組織など、公私の幅広い関係者が参加し協働する中央組織として社会福祉の充実に取り組んでいます。

近年、被災地に多くの人が訪れ、ボランティアとして被災地支援を行うことが多くなりました。社会福祉協議会は地域と住民生活にもっとも身近な組織として災害発生時には災害ボランティアセンターを設置し、ボランティアによる被災者支援、被災地支援活動を行う中心的な存在として認知されるようになりました。

災害ボランティアセンターは、「被災者中心」「地元主体」「協働」を基本原則として設置・運営されています。地域を中心とした多様な主体が協働して活動を展開するためには、行政と民間が、また人と組織が平時からつながりをもち、信頼できる関係を築き、自主的に支援活動が開始されるようにしておくことが大切です。

社会福祉協議会は、地域福祉を推進する組織として、平時は地域共生社会の実現を目指した活動を行っていますが、この取組みをとおして、ネットワークを築き災害に強い地域、街づくりを進めていきます。