防災士が取り組む地区防災計画
日本防災士会は「防災士」の資格を有する有志で構成されたNPO法人で、全国４７都道府県に支部を設置し、現在の会員数は約9,000名です。
日本防災士会は結成以来、「会員は地域の防災活動に参画し、防災計画の策定、実施等について防災リーダーとしての役割を果たすことによって、災害に強いまちづくりに貢献する」ことを活動理念に掲げ、地域防災力の向上を目指して活動を行ってきました。
こうした中、平成２６年に創設された地区防災計画制度の趣旨は日本防災士会の活動理念と軌を同じくします。このため「活動理念を実現することは即ち地区防災計画制度を推進することである」として、いち早く、日本防災士会本部に理事長を本部長とする地区防災計画推進本部を立ち上げると共に、全国を６ブロックに分けそれぞれに推進担当理事を指名し、各支部に推進部長を置き、地区防災計画の推進を最重要課題に掲げてきました。
そして、現在、約３００地区において防災計画策定の取組みが進行中です。
平成３０年度は、更に推進の徹底を図るため、「会員は地区を目指そう！」をスローガンに、地域で想定される災害から地域住民の皆さんの「命を守る」をコンセプトにしたキャンペ－ンを展開中で、地区防災計画推進上の課題と対策の検討、災害態様別防災計画策定マニュアルの作成、各支部に地区防災計画指導員を養成するための研修会、ブロック別地区防災計画推進会議の開催等を実施してきました。
当面は、更に取組み地区５００か所を目標にしていますが、こうした地区防災計画の推進活動を通じて、災害から一人でも多くの皆さんの「命を守る」ことができるよう防災コミュニティづくりを目指しています。（全国には累計約16.8万人（平成31年2月末現在）の防災士が認証されています。）
日本防災士会 地区防災計画研修