Disaster Management News―防災の動き

第13回「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」・表彰式

第13回マップコンクール表彰式(写真提供:日本損害保険協会)
第13回マップコンクール表彰式(写真提供:日本損害保険協会)

「ぼうさい探検隊」とは、子どもたちが楽しみながらまちを探検し、まちにある防災・防犯・交通安全の施設や設備を発見してマップにまとめる活動です。マップ作成後は、発表を通して活動を振り返り、学んだことを皆で共有します。子どもたちの「安心・安全への意識」が高まるだけでなく、まさに「地域ぐるみの安全〝共育〟」が着実に深まり、地域コミュニティのみならず、地域防災力の強化にもつながります。

日本損害保険協会では、この「ぼうさい探検隊」を通じて作成されたマップを対象に「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」を実施し、防災・防犯・交通安全など「地域の安心・安全」をテーマとした作品を幅広く受け付けています。

本コンクール開始から13回目となる今年度は、全国47都道府県の小学校や子ども会・児童館・少年消防団などから1万9158人の児童が参加し、2871作品が寄せられ、いずれも過去最多となりました(昨年度から2325人、365作品増加)。本コンクール第1回からの延べ参加児童数が15万人を超えたことに加え、複数回応募団体の割合が全体の約6割を占めるなど、「ぼうさい探検隊」の取組みがこの13年間で地域に定着してきたことがうかがわれます。

入選17作品については、2017年1月21日(土)に東京で表彰式を開催しました。

安心・安全な地域づくりを目指して

今年度の応募作品は、近年の自然災害に対する意識の高まりから、「防災」をテーマにした作品が多く寄せられたことが特徴です。また、全体的に「安全な所」や「危険な所」を色で区別したり、各種マークの凡例を整理するなど、ビジュアル的にわかりやすく伝えるなどの工夫が見受けられました。

また、沖縄県や石川県かほく市など、地域全体でマップ作りに取り組んでいる事例がいくつもあり、「安心で安全な地域づくり」に向けて地域ぐるみで防災・安全教育の推進に取り組んでいる姿勢が強く感じられます。

なお、今年度各テーマの応募作品の特徴や、入選および佳作の受賞校・団体名は、当協会ホームページ(http://www.sonpo.or.jp/)で掲載しています。どの作品も、自分たちが住む町に潜んでいる様々な危険や問題をしっかりと把握したうえで、地域の住民や消防・警察の方々にインタビューを行って対策を考えるなど、チーム一丸となって取り組まれた作品ばかりです。

日本損害保険協会では、「ぼうさい探検隊」活動の普及を通じて、今後も子どもたちから広がる地域の安心・安全への取組みを支援していきます。

(小学生のぼうさい探検隊マップコンクール参加申込み https://edp-entry.jp/

〈一般社団法人 日本損害保険協会 吉岡 美和(よしおか・みわ)〉

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

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