「第32回防災ポスターコンクール」受賞作品決定

内閣府と防災推進協議会では、幼児・小学1年生の部から一般の部まで、年齢を分けた5部門を設け、毎年「防災ポスターコンクール」を実施しており、今回で32回目の開催となります。ポスターを描くことをきっかけに、学校や家庭で国民一人ひとりの防災意識を高めて、災害による被害を少なくすることを目的に行っています。全国から1万2259点の応募があり、「防災担当大臣賞」、「防災推進協議会会長賞」、「佳作」及び「入選」が選出され、1月15日(日)に「防災担当大臣賞」と「防災推進協議会会長賞」受賞者の表彰式が行われました。
表彰式に出席した松本防災担当大臣からは、『災害に備え、被害を出来るだけ少なくするためには、正しい知識を学び、訓練を普段からやることで、冷静に恐れながら正しく対処する。そのようなことが大事です。何か地域で災害があった時には、いろんなことを考えてみんなの先頭に立って活動できる、そんな人になって頂きたいと思います。これからもご家庭や学校、それぞれの地域で、防災について考えて頂きたいと思います。受賞される皆さん、本当におめでとうございます。』とお祝いの言葉を述べました。
受賞された方からのコメントを紹介します。
徳永倖芽さん(幼児・小学1年生の部)からは、「じしんがくるとたいへんなので、ママやパパ、じぶん、ななちゃん、おにいちゃん、ペットもあつまってそうだんしました。そしてにげるばしょをきめました。」
野口風華さん(小学5・6年生の部)からは、「もしも災害にあってしまったとき身を守る方法は、頭で分かっていても訓練して身に付けていないとできません。私のポスターを見て、子どもも大人も訓練しておく大切さを感じてくれたらと思います。」
結城遥さん(中学生・高校生の部)からは、「容赦なく襲って来る津波の恐怖と、高台に向かって冷静に避難する人々の姿を対比させ、命を守るための究極キーワード『津波てんでんこ』を不変の教訓として訴えたかったのです。」
他の受賞者からも、「防災意識を向上させるため、熱い思いを絵に込めました。ぜひ作品を見てもらいたい。」などのコメントが寄せられました。
皆様の作品については、内閣府が作成する冊子への掲載や、作品の展示を行い、より多くの方に防災への関心を高めていただけるよう努めていきたいと考えております。
みなさまもポスターを描くことをきっかけに防災について考えてみませんか?
防災担当大臣賞(5作品)
- 幼児・小学1年生の部
徳永 倖芽さん(徳島県/アトリエ遠渡(髙木教室)) - 小学2~4年生の部
榎本 夏海さん(愛知県/だれでもアーティストクラブ)
- 小学5・6年生の部
野口 風華さん(茨城県/守谷市立大野小学校) - 中学生・高校生の部
結城 遥さん(宮城県/美里町立不動堂中学校) - 一般の部
尾関 裕美さん(愛知県/名古屋市)
防災推進協議会会長賞(5作品)
- 幼児・小学1年生の部
平島 優作さん(徳島県/アトリエ遠渡(髙木教室)) - 小学2~4年生の部
三笘 楓来さん(神奈川県/アトリエENDO)
- 小学5・6年生の部
三木 颯一郎さん(徳島県/アトリエ遠渡(髙木教室)) - 中学生・高校生の部
小林 倖千さん(千葉県/八千代市立高津中学校) - 一般の部
岩吉 舞伽さん(鹿児島県/鹿児島県立隼人工業高等学校)
佳作(21作品)
入選(198作品)
受賞作品はhttps://www.bousai.go.jp/kyoiku/poster/32posconkekka.htmlからご覧になれます。