Disaster Management News―防災の動き

「第31回防災ポスターコンクール」受賞作品決定

第31回防災ポスターコンクール受賞者のみなさん
第31回防災ポスターコンクール受賞者のみなさん

内閣府と防災推進協議会では、幼児から大人まで国民のみなさまを対象に、昭和60年から毎年「防災ポスターコンクール」を実施しています。31回目の開催となる今回のテーマは「ACTION!!」(行動に移そう)として、ポスターを描くことをきっかけに、学校や家庭で国民一人ひとりの防災意識を高めて、災害による被害を少なくすることを目的に行われております。全国から12649点の応募があり、「防災担当大臣賞」、「防災推進協議会会長賞」、「佳作」及び「入選」が選出され、1月22日(金)に「防災担当大臣賞」と「防災推進協議会会長賞」受賞者の表彰式が行われました。

表彰式に出席した河野内閣府特命担当大臣(防災)は、『災害からの被害を減らすためには、正しい知識を学んで、訓練を普段から行うことによって「冷静に恐れながら正しく対処する」そのようなことが大事です。避難勧告が出ていなくても危ないなと思ったら、自分の判断で避難ができる。不発に終わるかもしれないけれども、危ないなと思ったら避難する。そういう「積極的」な行動が大事です。今日受賞される皆さん、本当におめでとうございます。どうぞこの事をいつまでも覚えていて、地域で災害があった時には、いろいろなことを考えて活動出来る、そのような人になって頂きたい。』とお祝いの言葉を述べました。

防災担当大臣賞を受賞された方から、コメントが寄せられているので紹介します。

出來楓真さん(幼児・小学1年生の部)

「僕の描いた絵が、防災ポスターコンクールで入賞してとっても嬉しいです。僕は絵を描くのが大好きなので、みんなに見てほしいです。」 

島勝こはるさん(小学2~4年生の部)

「幼稚園の時、東北の大震災をテレビで見て、津波が来たら早く逃げてほしいと思いました。だから、顔が真っ赤になるぐらい、津波から一生懸命に逃げている人を描きました。」

原 唯花さん(中学生・高校生の部)

「このポスターを見て、自然の怖さというよりも、大きな自然の力を知りその自然と共に生きる私たちに、必要なことは何かを伝え、考えるきっかけになったらと思います。」

他の受賞者からも、「防災意識を向上させるため、熱い思いを絵に込めました。ぜひ作品を見てもらいたい。」などのコメントが寄せられました。

皆様の作品については、今後、内閣府が作成する冊子への掲載や、作品の展示を行い、一人でも多くの方に防災への関心を高めていただけるよう努めていきたいと考えております。

みなさまもポスターをきっかけに防災について考えてみませんか?

防災担当大臣賞(5作品)

幼児・小学1年生の部
幼児・小学1年生の部
出來 楓真(広島県/アトリエ島本)
小学2~4年生の部
小学2~4年生の部
島勝 こはる(徳島県/アトリエ遠渡(高木教室))
小学5・6年生の部
小学5・6年生の部
齋藤 巧朗(青森県/平川市立平賀東小学校)
中学生・高校生の部
中学生・高校生の部
原 唯花(香川県 /三豊市観音寺市学校組合立三豊中学校)
一般の部
一般の部
大村 泰久(奈良県)

防災推進協議会会長賞(5作品)

幼児・小学1年生の部

那須 陽向(愛知県/だれでもアーティストクラブ)小学2~4年生の部

馬田 莉乃(愛知県/だれでもアーティストクラブ)小学5・6年生の部

中島 駿 (愛知県/江南市立古知野北小学校)中学生・高校生の部

月見 梨乃(神奈川県/東海大学附属相模高等学校)一般の部

後藤 重夫(東京都)

佳作(25作品)

入選(204作品)

受賞作品はhttps://www.bousai.go.jp/kyoiku/poster/31posconkekka.htmlからご覧になれます。

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

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