防災 Q&A‐内閣府防災情報のページ

Q:介護を必要とする家族がいるので被災することが心配です。

支援ネットワークに相談し、積極的に地域と関わりましょう。

災害発生時に、災害時要援護者やデリケートな問題の多い女性にとって心強いのは、困難なことや必要な支援の知識を持っている方からの支援です。東日本大震災でも、同じ立場の人やその人たちを支える組織からの迅速かつきめ細かい支援により多くの人が救われました。
たとえば、小さな子供を持つ家庭のために災害直後の震災疎開のお手伝い、支援物資の提供から、その後のニーズに合わせて子どもたちの食事のお世話、絵本読み聞かせや体遊び、育児用品の提供、健康診断、養育者の悩み相談、リラックスタイムの提供など多様な支援活動が行われました。
大規模な災害では、困難も深刻化し被災生活も長期化するため、家族だけで頑張ろうとしても限界があります。困っているときに、確実に支援を受けられるようにするには日ごろからの取り組みが大切です。地域とのかかわりのなかで、まずは存在を知ってもらうことが大切です。
災害時の対応について不安があるときは自治体の担当課、社会福祉協議会、民生委員、支援ネットワーク団体などの関係機関に相談しましょう。
どこかで災害が起きた時には、自分だったらどのような支援があると嬉しいかをイメージしてみましょう。お互い様の精神で支援活動のネットワークにも参加するようにしましょう。その経験は、必ずご自身の防災対策に役に立つはずです。

説明図

イラスト:井塚 剛

危機管理教育研究所 危機管理アドバイザー 国崎 信江
くにざき・のぶえ
阪神・淡路大震災を機に、女性の視点を生かして自然災害から子どもを守るための研究を始める。防災・防犯関連の著作、講演のほか、内閣府・文部科学省など多くの防災関連の専門委員も務めている。

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