もし、1日前に戻れたら…
私たち(被災者)から皆さんに伝えたいこと
係員の的確な避難誘導に感謝 (20代 男性)
東日本大震災(平成23年3月)
海にほど近い、大型商業施設で友人と買い物中に地震が発生。
確かにこれまでに感じたことのない強い揺れではありましたが、ここまで津波が来るとは思ってもいませんでした。
当然、テレビもラジオも手元にありませんでしたし、揺れがおさまったこともあり、割と落着きを取り戻した時に、館内放送と合わせ、従業員と思われる方々が、ただちに海から離れた方向に避難するようにとの緊急の案内をしていました。
そんなに急がなくても大丈夫だろうと思いながら、周りのお客様達と同様にその指示に従い、徒歩で近隣の避難場所に移動。
このときもまだ、正直に言うと、大袈裟だなーと友人と話していました。
そして、その数十分後、その施設まで津波が到達したことを知りました…。
幸いにもその施設からは全員が避難しており、皆無事であったことも後日知ることができました。
あのとき、従業員のかたの的確な避難誘導が無かったら、そのまま施設に残っていたかもしれません。今でもそう思うと怖くなります。
今はただ、あのときの施設の従業員のかたにただ感謝あるのみです。
https://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/ichinitimae/index.html
被災者の実体験を聞く事ができる『一日前プロジェクト』は上記HPでも見ることが出来ます。家庭はもちろん、地域や職場等、
さまざまな話が掲載されていますので、企業の「社内報」や地域での「広報」に幅広く活用してください。