シリーズ 一日前プロジェクト(第15回)

もし、1日前に戻れたら…
私たち(被災者)から皆さんに伝えたいこと

「あ、地震だな」とは思ったけれど
〜すぐに机の下にもぐるべきだった〜 (40代男性 会社員)

平成19年新潟県中越沖地震(平成19年7月)

 休日出勤をして自分の席にいました。突然ガタガタガタっと揺れて、「あ、地震だな」とは思ったんですけれど、あそこまで大きくなるとは思っていなくて、そのまま椅子にすわっていました。でも、そのうちどんどん揺れがでっかくなって、最後は机にしがみつくかっこうになりました。
 会社として、前回の新潟県中越地震以降、避難誘導では、各自ヘルメットをかぶって、まず2 階のメンバーを集めて、一緒に下までおりて外の駐車場に避難するということになっておりました。それで、当時2階にいたメンバーに、「ヘルメットをかぶって下におりるぞ!」と叫ぶのですが、腰がぬけたのか、なかなか来ないんです。だんだん叫ぶ声だけ大きくなって、「もう!」っていう感じで待って、そのメンバーと一緒に避難しました。
 揺れている時間は結構長かったと思います。今思えば、落下物から身を守るためにも、すぐに机の下にもぐらないといけなかったですね。

https://www.bousai.go.jp/km/imp/

被災者の実体験を聞く事ができる『一日前プロジェクト』は上記HPでも見ることが出来ます。家庭はもちろん、地域や職場等、
さまざまな話が掲載されていますので、企業の「社内報」や地域での「広報」に幅広く活用してください。

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