Disaster Management News—防災の動き

平成22年度総合防災訓練

平成22年8月〜10月に各地で総合防災訓練が行われました。

 前号では9月1日「防災の日」に実施した政府本部運営訓練などの概要をお伝えしました。
 本号では、政府現地本部訓練、政府調査団派遣訓練、広域医療搬送訓練などの実施状況についてお伝えします

(1) 政府現地本部訓練
  静岡県と協力し、東海地震注意情報発表時から、警戒宣言発令時、東海地震発生時に至る一連の政府現地本部訓練を初めて本格的な実動訓練として行いました。

立川広域防災基地から自衛隊ヘリによる要員派遣・資機材搬送

静岡県庁別館(政府現地本部)への資機材搬入

政府現地警戒本部会議(本部長:内閣府副大臣)

(2) 政府調査団派遣訓練
 静岡県総合防災訓練の現地会場(伊東市)に内閣総理大臣を団長とし、内閣府特命担当大臣(防災)、防衛大臣、総務大臣等からなる政府調査団を派遣する訓練を行ったほか、九都県市合同防災訓練の現地会場(君津市)に内閣府大臣政務官を団長とする政府調査団を派遣する訓練を行いました。

(3) 広域医療搬送訓練
 静岡県総合防災訓練と連携して、広域医療搬送訓練を実施しました。
 広域医療搬送とは、被災地では対応が困難な重傷者を被災地外の医療施設へ搬送して高度な専門治療を行うことにより患者の救命を図る活動のことで、今年度は、静岡県を被災地と想定し、政府のほか、静岡県、北海道、千葉県、埼玉県、岡山県、関係消防本部、DMAT(災害派遣医療チーム)及び関係医療機関が参加し訓練を実施しました。

立川広域防災基地から自衛隊ヘリによる要員派遣・資機材搬送

被災地内広域搬送拠点(静岡空港SCU)

平成22年度広域医療搬送訓練のイメージ

(4) 大規模津波防災総合訓練
 日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震による津波を想定し、津波による被害の軽減を目指して、10月16日(土)に、北海道釧路市をメイン会場として、大規模津波防災総合訓練を行いました。

(5) 原子力総合防災訓練
 中部電力株式会社浜岡原子力発電所における原子力災害の発生を想定し、10月20(水) から21日(木)にかけて、総理大臣官邸、経済産業省緊急時対応センター、静岡県浜岡原子力防災センター等において、原子力総合防災訓練を行いました

政府原子力災害対策本部運営訓練(官邸)に臨む菅内閣総理大臣、松本内閣府特命担当大臣(防災)

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内閣府政策統括官(防災担当)

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