Disaster Management News—防災の動き

東京臨海広域防災公園が開園しました

7月1日、東京有明に開園した東京臨海広域防災公園は、平常時には、人々の憩いの場、
防災に関する学習・訓練・情報発信拠点として、また、首都圏における大規模災害発生時には、
公園全体がヘッドクォーターとして機能する基幹的な広域防災拠点です。

東京臨海広域防災公園は、国営公園・都立公園併せて約13 haの広大な敷地内に、地上2階建て、延べ床面積約1万m2を有する「有明の丘基幹的広域防災拠点施設」、ヘリポート、草地広場や舗装された多目的広場等が整備されています。基幹的防災拠点施設の本部棟は、平成20年6月から既に一部供用を開始していますが、今夏、公園スペース(都立公園の一部は、平成23年度開園予定)と本部棟にある「防災体験学習施設 そなエリア東京」がオープンしました。

公園スペースは、平常時には、散歩や運動、ピクニック等、来園者が緑の中でくつろげる憩いの場所です。広い敷地内では、防災訓練や様々なイベントの開催も可能。また、発災時には、災害医療支援スペース、自衛隊等の広域支援部隊のベースキャンプ、また、緊急物資や救護者の空輸を行う大型ヘリコプターが離発着するヘリポートとして機能します。

本部棟は、「防災拠点施設」と「防災体験学習施設」となっています。本部棟北側半分の防災拠点施設には、本部会議室、指揮所ブース、座席数186席のオペレーションルーム等が整備され、発災時には、国および関係都県による合同現地対策本部として機能します。本部棟南側は、「防災体験学習施設 そなエリア東京」です。そなエリアとは、“そなえる”+“エリア”の造語。1階は、防災体験ゾーンです。臨場感のある実物大のジオラマで、首都直下地震の発災から避難までの一連の流れを体験できます。また、2階の防災学習ゾーンには、映像や展示等、防災学習のための様々な情報が用意されています。幅広い年齢層の方々が楽しみながら、災害に備えるための体験や学習ができる施設です。

発災時に使用されるオペレーションルーム
「そなエリア東京」の2階から見学可能
(撮影:坂本 政十賜)

「そなエリア東京」の実物大被災市街地ジオラマ
(撮影:坂本 政十賜)

交通アクセス、ご利用案内

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

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