シリーズ 一日前プロジェクト(第16回)

もし、1日前に戻れたら…
私たち(被災者)から皆さんに伝えたいこと

災害時にも必要だった女性の視点 (60代 女性)

平成11年台風第18号(平成11年9月)

 被害にあったおばあちゃんのところに、ボランティアの方にやっと来てもらったんです。でも、そのおばあちゃんは、結局見てもらいたくないものがあるのか、「女性のボランティアの人に来てほしい」と、こう言われたんです。
 で、市のほうに行ったら、女性のボランティアの人は今はおらんと言う。仕方がないので、市の福祉課に電話して、「ばあちゃんが困っているけん、相談相手になってくれんかね」とお願いしました。
  やっぱり女性の視点が要るというのは、今どこでも教えられていますよね。部屋の押し入れを片づけてもらう時にも、女性の物や何かがあるから男性では困る。だからと言って、女性の力ではモノを運びきれないという矛盾がありました。
また、災害で避難した女性が着替えをする場所を確保するとか、女性への配慮が必要だということもこれから啓発して欲しいと思っています。

災害時にも必要だった女性の視点

被災者の実体験を聞く事ができる『一日前プロジェクト』は上記HPでも見ることが出来ます。家庭はもちろん、地域や職場等、
さまざまな話が掲載されていますので、企業の「社内報」や地域での「広報」に幅広く活用してください。

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