防災リーダーと地域の輪 第4回

防災リーダーの一言

 私自身は静岡県の出身です。浮気町には主人の実家があり、1994年に引っ越してきました。
 東海地震に備えるため、静岡県では防災訓練が非常に盛んでした。関東では防災の日の9月1日に毎年大規模な訓練がありますが、浮気町に来た当初は、その日に特別な訓練がなかったことに驚いた記憶があります。関西では地震は少ないと思われていましたが、1995年に阪神・淡路大震災が発生して意識が大きく変わりました。こちらでは1月17日が防災について考える特別な日です。
 しかし、災害の経験はふるさとクラブの結成にはあまり関係がないのです。引っ越した当初、知り合いもなく心細かったのですが、浮気町では地域の人々が日常の生活の中で助け合うという習慣が残っていて、自然に溶け込むことができました。子育てに関しても、地域の中で子どもたちを育てるという考えが根付いています。よそから来たからこそ分かる、こうした素晴らしい習慣を、ぜひ次世代の子どもたちにも伝えることができたら、と考えたことが一番の理由です。また、地域の交流が、いざという時に役立つのではないでしょうか。

吉野 くに子さん
長谷川 恭子
はせがわ・きょうこ
「ふけ町ふるさとクラブ」世話役

防災ちょっとクイズ

Q  急な心臓の不具合が発生した際に使われる、「自動体外式除細動器」のことを、アルファベット3文字で何というでしょう?

A  AED
AED(自動体外式除細動器)とは、Automated External Defibrillator の頭文字をとったものです。心停止した人に対しては、早期に心肺蘇生法とAEDを用いた電気ショック(除細動)を行うことが重要と言われています。最近では公民館やホテルなど公共の場所に多く設置され、また、自動化されて(専門知識のない)一般の方でも簡単に扱うことができるようになっています。

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内閣府政策統括官(防災担当)

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