内閣府防災情報のページみんなで減災

内閣府ホーム  >  内閣府の政策  >  防災情報のページ > Topics  平成21年度「防災とボランティアのつどい」を開催 --防災ボランティア活動の意義をみんなで考える--

Topics  平成21年度「防災とボランティアのつどい」を開催 --防災ボランティア活動の意義をみんなで考える--

平成22年1月24日(日)に日本教育会館(東京都千代田区)で平成21年度「防災とボランティアのつどい」を開催しました。
当日は、全国各地から、防災に関するボランティア活動に関心を持つ200名を超える方が参加され、活発な意見交換が行われました。
 「防災とボランティアのつどい」は、阪神・淡路大震災をきっかけに制定された「防災とボランティアの日(毎年1月17日)」と「防災とボランティア週間(毎年1月15日から21日まで)」に関連して、内閣府が毎年度開催しています。
 広く国民の皆さんに、災害時におけるボランティア活動と自主的な防災活動についての認識を深めていただくとともに、災害への備えの充実強化が図られることを目的に実施しています。
 本年度は、阪神・淡路大震災から15年、新潟県中越地震から5年の節目を迎え、これまで行われた防災ボランティア活動を総括し、「防災ボランティア活動の意義をみんなで考える」をテーマとして開催いたしました。
つどいに集まった人々

全体会・午前の部

 午前の部ではパネルディスカッション形式で、平成7年の阪神・淡路大震災、平成16年の新潟県中越地震の際に活動者の立場から関わった方とそれを支援する立場で関わった方の双方から、当時の現場や活動の状況を振返りながら、いま感じている防災ボランティア活動の意義について意見交換が行われました。

意見交換の内容など

伝えたいメッセージ
 「衝撃をつないでいく」
 ●被災地のボランティア現場で行われている「足湯」の活動。被災された皆さんの「つぶやき」を聞き、今後の不安や抱えているニーズなどを拾い、地域の生活や地域の視点を学び、被災を追体験する。
 「防災ボランティア活動に必要なもの」
 ●現場が現在どういう状況なのかを適切に捉える「状況共感」、自分がやっていることにどんな意味があるのかを理解する「行為理解」、自分の行動に対して納得しているか「行動納得」の3つの感情が必要。
 「地域に溶け込む」
 ●ボランティアは「派遣」ではなく、「活動紹介」。目前のものへ「対応」するのではなく、地域へ溶け込んで、「適応」していくことが大切
 であることを忘れない。
防災ボランティア活動の意義
 ●活動を通じて地域、制度、文化、社会の「本当に大事なモノ・コト・ヒト」に気付くことができる。
 ●必要なことを必要なときに必要な人へ伝える。想いのある人たちをつなぐことができる。
 ●体験で終わらせるのではなく、教訓を生かして自分達の地域の防災力を高めることができる。
【コーディネーター】
 渥美公秀(大阪大学大学院人間科学研究科准教授)
【コメンテーター】
 菅磨志保(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任教員)
 【パネリスト】
 藤室玲治(神戸大学都市安全研究センター学術研究員)
 長谷部治(神戸市長田区社会福祉協議会)
 若林和枝(NPO法人おぢや元気プロジェクト代表)
 本間和也(長岡市社会福祉協議会福祉事業係主査)
 全体会:午前の部のパネルディスカッション
 本間和也さん     若林和枝さん     長谷部治さん     藤室玲治さん     菅磨志保さん     渥美公秀准教授

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

Copyright 2017 Disaster Management, Cabinet Office.