「わが町は、わが手で守る」
消防団員募集中
仕事を持ちながら、非常勤の特別職地方公務員として、
火災だけでなくあらゆる災害に対して、地域防災の中核として活動しています。
消防団の歴史
消防団の歴史は古く、江戸時代に八代将軍徳川吉宗が江戸南町奉行の大岡越前守忠相に命じて、町組織であった「店(たな)火消」を編成替えした「町火消」にまでさかのぼります。
この町火消の経費は町人自身が負担し、組員も無報酬というまさに義勇的組織でした。その後、この組織は明治・大正期に消防組、戦時中に警防団などと形を変え、現在の消防団となっています。

消防団の組織と活動
消防団は消防本部や消防署と同じく消防組織法第9条に定められた市町村長が管理する消防機関で、全国に2336団、約89*万人の団員を有しています。
消防団員は消防本部や消防署の職員と異なり、地域の住民や就業者が非常勤の特別職地方公務員として、各自がそれぞれの職業に就きながらさまざまな活動を行います。火災時の消火活動だけでなく、地震、風水害、豪雪などのあらゆる災害において、救助、警戒、避難誘導、災害防御など、地域における防災の中核として活動を行っています。
消防団員としての活動にあたっては、年額報酬や出動手当などが支給されるほか、功労に対しての表彰制度もあり、公務上での死傷などに対しては公務災害補償が行われます。

消防団に入るには
消防団への入団資格は、市町村条例で定められ、一般的に、その市町村に居住しているか、勤務している18歳以上の男女としています。
消防団は「自らの地域は自らで守る」という郷土愛護の精神に基づいて活動する組織です。この精神は江戸時代の町火消以来の伝統であり、現代においても変わることはありません。
自分の家族や地域を守るために何かできることはないかとお考えの方は、消防団に入団してみるのはいかがでしょうか。
入団希望や活動内容等についての相談などは、市町村の消防団事務局、または消防署までお問い合わせください。
アクセス 消防団(総務省消防庁)
http://www.fdma.go.jp/syobodan/
*消防庁ホームページ、消防機関数と消防職団員数の推移より
