Disaster Management NEWS— 防災の動き

子どもと大人のコラボレーションから広がる防災「共育」の輪
〜第6回「ぼうさい探検隊フォーラム」を終えて〜

ぼうさい探検隊とは？

　この活動は、防災・防犯・交通安全などをテーマに、子どもたちが楽しみながら街にある施設や設備を見て回り、マップにまとめて発表するというものです。
　この「ぼうさい探検隊」の普及を図るため2004年度から実施しているマップコンクールも、今回で第6回となりました。今回は47都道府県のすべてからご応募をいただき、297の小学校・団体から過去最多となる1389作品の力作が寄せられました。
　表彰式を兼ねたフォーラムでは、子どもと大人の両者が連携して活動を行うことで、大きな力が地域に生まれ、各地で防災「共育」の輪が広がりつつあるといった事例を多数ご発表いただきました。

2009年度文部科学大臣賞受賞作品

子どもの提言が地域を動かす力に！

　この「ぼうさい探検隊」の活動は、主役となる子どもたちへの教育効果だけでなく、一緒に活動した指導者の方々や地域の大人たちにも大きな啓発効果をもたらします。実際に、地域のコミュニケーションが強化された、子どもたちの発見が大人にとっても地域を見直す良いきっかけとなった、といった感想を多数お寄せいただいています。さらに、子どもたちの作ったマップがもとになり、実際に地域の危険箇所が改善された事例なども増えてきました。まさに、子どもたちの「声」が、地域を動かす大きな「力」となってきているのです。
　当会では2010年度もマップコンクールを開催する予定です。当会のホームページからお申し込みいただけますので、たくさんのご応募をお待ちしています。
今村健二（いまむら・けんじ）●社団法人日本損害保険協会生活サービス部安全安心推進グループ
アクセス　ぼうさい探検隊
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各賞の代表児童・指導者・プレゼンターの皆さん