1.17 防災未来賞「ぼうさい甲子園」の取組
兵庫県では、阪神・淡路大震災の経験を通して学んだ自然の脅威や生命の尊さ、共に生きることの大切さを考える防災教育を推進し、未来に向けて安全で安心な社会をつくるため、子どもや学生が学校や地域で主体的に取組む防災活動を顕彰する事業を毎日新聞社と(財)ひょうご震災記念21世紀研究機構との共催で実施しています。
平成21年度は、80 団体から応募があり、受賞団体など10団体が神戸で活動を発表しました。
平成21年度は、80 団体から応募があり、受賞団体など10団体が神戸で活動を発表しました。
グランプリ
■水を通じて、我がまち・防災を学ぶ
水の自遊人しんすいせんたいアカザ隊(山口県)
平成17年から防府市内の子どもたちが水を通じてまちを知ろうと川の清掃活動などを行い、平成19年から災害学習を開始。昨年は手話「ぼうさいサイン」を考案した。7月に豪雨に見舞われ、災害ボランティアセンターの手伝いや土のう作りへ参加した。

地元コミュニティFMの番組に出演し、防災活動について紹介する子どもたち
ぼうさい大賞
■つながり、行動する防災学習
徳島市津田中学校
平成17年から防災学習を続け、非常食になるジャム作りは秋の恒例行事。今年度は災害意識調査、防災出前授業、岡山県美作市の災害復旧ボランティアを行った。
■津波模型を制作、地域住民の防災教材に
岩手県立宮古工業高等学校
機械科の3年生が課題研究として津波発生模型の制作に取組んだ。模型は小中学校や地域行事でも津波の恐ろしさを伝える教材になり、行政の港湾整備の参考にもされた。
■インドネシアで防災教育を伝える
立命館大学国際部国際協力学生実行委員会(京都府)
スマトラ沖地震とインド洋大津波をきっかけに設立。現在はジャワ島中部地震で被災したインドネシアの小学校を拠点に防災意識調査、防災リーダーの養成などに取組む。
アクセス ぼうさい甲子園
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豪雨災害に見舞われた岡山県美作市で、復旧ボランティアに参加した生徒たち

津波模型を使った実演の様子に見入る地元の小学生たち

インドネシアの被災地を訪れ、住民に意識調査をするメンバー