特に、8 月は台風が最も多く発生する時期で、続く9月は秋雨前線の活動が活発となり、大雨になることも。
風水害に備えて、また、危険が迫ったときに、何をするべきか?
日々の対策と、「もしも」の時の対応を考えよう。

平成19年の主な風水害
日本付近に停滞した梅雨前線に加えて、台風4号の接近と本州上に停滞する梅雨前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んだこと、また台風が東に進路を変えたことにより、大雨が続いた。5日から16日までの総雨量は、南西諸島、九州、四国、東海、関東地方の各地で、7月の月間平均雨量の2倍を超えた。
人的被害は、愛媛県、熊本県、鹿児島県、徳島県で、河川転落などによる死者が6人、行方不明者1人。負傷者79人。
強い勢力に発達し、8月2日に九州南部に接近して、宮崎県日向市付近に上陸。その後北上し、3日には山口県宇部市付近に、4日には青森県津軽半島に再上陸した。愛媛県では最大風速、宮崎県では最大瞬間風速を記録。雨量も、各地で1時間50mmを超えた。負傷者30人。
伊豆諸島の西海上を北上して、9月7日に神奈川県小田原市付近に上陸。関東・東北地方に大雨や暴風をもたらしながら北上し、8日に北海道函館市付近に再上陸した。東京都小河内、静岡県湯ヶ島では72時間雨量として観測史上1位を記録した。
長野県で倒木により1人が死亡し、神奈川県の多摩川付近で2人が行方不明に。負傷者は90人だった。
非常に強い台風となり、沖縄県久米島では統計開始以来、最も強い最大瞬間風速を記録。また、台風の影響で暖かく湿った空気が流れ込み、九州から東海地方の太平洋側で大雨に。東北地方は前線と台風から変わった低気圧の影響で、平年9月の月間降水量を超える大雨となった。
東北地方で、河川に流されるなどして死者が3人、行方不明者が1人。負傷者は7人。