第4節 「防災×テクノロジー」の取組
4-1 「防災×テクノロジー」タスクフォースの設置・検討経緯について
近年、頻発、激甚化する災害に対して、より効果的・効率的に対応していくためには、ICTや新たなテクノロジーを積極的に活用していくことが重要である。
こうした状況を踏まえ、内閣府においては、内閣府副大臣の下、内閣府及び内閣官房の防災対策、科学技術・イノベーション政策、IT戦略、宇宙政策等を担当する部局が連携して、防災対策における新たなテクノロジーの活用を進めるための施策を検討する「防災×テクノロジー」タスクフォース(以下「タスクフォース」という。)を、令和2年2月13日に設置した。
タスクフォースにおいては、令和2年2月から5月までWEB会議を含み全4回にわたり、テクノロジーの活用に取り組んでいる地方公共団体や、研究開発を進めている民間団体、学識者等から取組内容を発表いただき、議論を行った。各回における具体的なテーマは、以下のとおりである。
第1回 AIチャットボット等の活用に関する取組
第2回 SNS・AI技術等を活用した災害対応
第3回 被害状況の把握等における衛星の活用
第4回 災害時におけるシェアリングエコノミーの活用、通信の確保等、被災者支援手続におけるテクノロジーの活用
こうした議論を踏まえ、テクノロジー活用の将来像や今後の推進方策について取りまとめ、令和2年6月5日に公表を行った。