平成26年版 防災白書|第1部 第2章 第4節 第3回国連防災世界会議(再掲)


第4節 第3回国連防災世界会議(再掲)

第68回国連総会の国際防災戦略に関する決議(平成25年12月)に基づき、第3回国連防災世界会議が平成27年3月14日~18日に仙台市で開催される。同会議では、平成17年1月に兵庫県神戸市で開催された第2回国連防災世界会議で採択された国際的な防災の取組指針である「兵庫行動枠組(HFA)」の後継枠組(ポスト兵庫行動枠組)が策定される予定である。我が国にとっては、東日本大震災をはじめとする幾多の自然災害から得られた教訓や知見、我が国の防災技術や防災体制の仕組み等を開発途上国にも受入れやすい形で世界と共有し、国際社会において防災の主流化を積極的に推進していく重要な機会である。また、国内外から訪れる会議参加者に、東北や日本の文化や魅力をアピールし、被災地の振興につなげていく重要な機会でもある。

第3回国連防災世界会議の開催に向けて、国連では、政府間準備委員会の地域代表で構成されるビューローが平成26年3月に設置され、世界会議の構成等について検討が始まった。今後、政府間準備委員会の会合が7月及び11月に開催され、世界会議のプログラムの承認、ポスト兵庫行動枠組の草案の作成等が行われる。

国内では、平成26年2月に、学識経験者、防災関係機関、仙台市、東北4県等の委員で構成される国内準備会合が立ち上がり、ポスト兵庫行動枠組への提案や、我が国の防災に関する知見、震災からの復興状況、被災地の振興等に関する発信について議論を開始した。さらに、世界会議開催地となる仙台市では、関係機関が連携して開催準備や関連事業等の主要な事業を実施していくため、仙台市、東北大学、地元経済界、日本政府、東北6県、関係団体等からなる第3回国連防災世界会議仙台開催実行委員会が4月に設置された。


所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

Copyright 2017 Disaster Management, Cabinet Office.