平成25年版 防災白書|第1部 第2章 5 平成24年11月末からの大雪等


5 平成24年11月末からの大雪等

5-1 災害の状況

平成24年11月末から平成25年3月にかけては,北日本では,寒気の影響により低温となった日が続き,日本海側を中心に降雪量が多くなった。このため,青森県青森市酸ケ湯で積雪の深さが 566cmとなる等,北日本日本海側を中心に記録的な積雪となった。

この大雪により,主に屋根の雪下ろし等,除雪作業中の事故等で死者101人及び負傷者1,516人の人的被害が発生した。また,住家被害については,住家全壊2棟,住家半壊4棟,住家一部破損117棟等の被害が発生した。

3月2日から3日の暴風雪では,北海道中標津町において,暴風雪の吹き溜まりで立ち往生した車内で一酸化炭素中毒により家族4名が亡くなる等,9名の死者が発生した。また,道路については,最大時,直轄国道44区間で通行止めとなった。鉄道については,最大時360本が運転休止となった。


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