3−2 三重県中部を震源とする地震



3−2 三重県中部を震源とする地震

(1)災害の状況

平成19年4月15日12時19分,三重県中部の深さ16kmでマグニチュード5.4の地震が発生し,三重県亀山市で震度5強,三重県鈴鹿市,津市,伊賀市で震度5弱を観測したほか,東海・近畿地方を中心に関東・中部地方から中国・四国地方の一部にかけて震度1以上を観測した。

この地震により,負傷者13名,住家一部破損122棟の被害が発生した。

土砂災害については,がけ崩れ2件が発生した。

ライフライン関係においては,中部電力管内で延べ約4,300戸が停電となったほか,上水道については三重県内の2戸が断水した。

道路については,東名阪自動車道等2区間で点検のため一時通行止めとなった。鉄道については,中部地方のJR等の各線で点検のため運転を中止した。

公共土木施設では,河川2か所,砂防施設等2か所,道路(橋梁を含む)1か所,公園1か所に被害が発生した。

農林水産関係では,農業用施設1か所,林地荒廃1か所等で被害が発生した。

文教施設では,国立学校施設1校,公立学校施設16校,私立学校施設20校,社会教育・体育,文化施設等9施設,文化財等3件で被害が発生した。

社会福祉施設等では,4施設に被害が発生した。

医療施設関係では,1施設に被害が発生した。

(2)国等の対応状況

警察,消防,自衛隊,海上保安庁,国土交通省などのヘリコプターからの映像等により迅速な情報収集を行うとともに,内閣府の地震防災情報システム(DIS)を稼働させて,建物被害や人的被害などを推計し,概括的な被害規模の把握に努めた。

各府省の対応は, 附属資料2 のとおり。


所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

Copyright 2017 Disaster Management, Cabinet Office.