阪神・淡路大震災教訓情報資料集【01】ボランティアの種類・活動内容

教訓情報資料集

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  • 2.第2期・被災地応急対応(地震発生後4日~3週間)
    • 2-04.ボランティア
      • 【01】ボランティアの種類・活動内容
        • 01.震災直後より、全国から数多くのボランティアが被災地へと駆けつけ、多くの市民に勇気と希望を与えた。ボランティアの役割、ボランティア人数は、時間とともに変化した。
          • 01) 全国各地から参加した延べ180万人(97年12月末までの推定)がボランティアとして被災地に駆けつけ、多くの市民に勇気と希望を与えた。
          • 02) ボランティアの当初の役割は、医療、食糧・物資配給、高齢者等の安否確認、避難所運営等だったが、時間とともに、物資配分、引っ越し・修理、高齢者・障害者のケアなどへと変化していった。
          • 03) 4月以降は、学生中心の外部ボランティアが引き上げたため、ボランティア数が激減した。
          • 04) ボランティアの内訳は、県外者が6割以上を占め、個人で活動するボランティアが多かった。
        • 02.特に特技・資格を持たない一般ボランティアが多く、ボランティア活動は初めてという人も多かったため対応に追われる面もあった。
          • 01) ボランティアの大部分は特技や資格を持たない一般ボランティアだった。
          • 02) 初心者ボランティアが多く、宿泊や食事のあてもなくやみくもに来神したボランティアへの対応に翻弄された例もある。
        • 03.医療や建築技術、福祉など、専門技術を提供する専門ボランティアも存在した。
          • 01) 医師、看護婦、臨床検査技師などの医療関係者、弁護士、建築家など専門能力を活用したボランティア(専門ボランティア)もいた。
          • 02) 高齢者支援、こころのケア、外国人支援などのボランティア活動の他、避難所の情報を収集し、パソコンネットで全国から閲覧可能とするなどの「情報ボランティア」も生まれた。
        • 04.被災地内に従来から存在したボランティアや、自治会などによるボランティアも活動した。
          • 01) YWCAなど、従来から地域内に存在したボランティア団体によるボランティア活動が行われた。
          • 02) 日常から結束の強固だったコミュニティでは、救援・消火活動などに大きな力を発揮した例がある。
          • 03) 自治会等については、震災時に機能しなかったとする評価もあった。

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