阪神・淡路大震災教訓情報資料集【02】ヘリコプター輸送

教訓情報資料集

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  • 1.第1期・初動対応(初動72時間を中心として)
    • 1-06.緊急輸送
      • 【02】ヘリコプター輸送
        • 01.震災直後から相当数のヘリコプターが被災地上空に集中した。ヘリコプターの利用は、1月一杯が中心で、2月以降は大幅に減少した。
          • 01) 震災直後から、民間機、自衛隊機など相当数のヘリコプターが被災地上空に集中した。
          • 02) ヘリコプターの活動は、1月末を境に大幅に減少した。
          • 03) 関西国際空港及び大阪国際空港の土木施設に関しては、地震による被害がほとんど無く、災害対策に活用された。▼
        • 02.震災直後の飛行目的のほとんどは、報道取材、偵察飛行だったが、その後物資搬送、人員輸送などに利用された。
          • 01) 震災直後の民間機の飛行目的は、その多くが報道取材、視察飛行だったとされている。
          • 02) 自衛隊機は航空偵察、人員輸送、患者搬送、物資輸送などに用いられた。
        • 03.被災地上空の安全確保のため、王子グランドに設けられた陸上自衛隊の飛行統制所から自衛隊機の管制とともに民間機への「航空情報の自主的提供」が行われた。
          • 01) 自衛隊は、当初、他官庁・民間機のパイロットに対し、官民共用の周波数122.6MHzの利用を呼びかけた。
          • 02) 1月18日から、自衛隊は王子陸上競技場に飛行統制所を設置、以後「航空情報の自主的提供」という名目で事実上の航空管制を行った。
          • 03) 自衛隊による情報提供は法的権限がないため、協力しない航空機もあり、ニアミスなどの危険な状況も発生した。
        • 04.物資の緊急輸送のため臨時ヘリポートの設置が必要となったが、ヘリポート用地が避難場所となっていたため利用不能だったり、航空法の規定との調整が必要とされたりした。
          • 01) 物資の緊急輸送のため、王子競技場、「しあわせの村」、グリーンピア三木などに臨時ヘリポートが開設された。
          • 02) 被災地の公園やグラウンドには被災者が避難してきていたため、臨時ヘリポートとして利用できない場合もあった。
          • 03) 航空法の規制により、ヘリポートとして活用できなかった場所もあった。

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