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「危ないから行かないで」と母に止められる~3日後に父と再会、「てんでんこ」の意味実感

東日本大震災(平成23年3月)

「危ないから行かないで」と母に止められる~3日後に父と再会、「てんでんこ」の意味実感

(釜石市 震災当時小学4年 男子)

「危ないから行かないで」と母に止められる~3日後に父と再会、「てんでんこ」の意味実感のイラスト

授業を受けている途中に地震が来て、いつも避難訓練でやっているように机の下にもぐり、揺れがおさまるのを待ちました。

それから、先生に「避難するぞ!」って言われて、避難場所となっていた近くの高校へ避難しました。

後から母さんが来たけど、「父さんはまだ来ていない」と言われました。ぼくは父さんや家がどうなっているのか気になって、津波を見に行こうとしたけど、母さんに「あぶないから行かないで!」って言われてやめました。

その日は体育館の暗幕を床に敷いて、その上に毛布を敷いて寝ることになりましたが、ぼくは父さんとの連絡がとれずにいたので、あまり良く眠れませんでした。

やっと3日後に父さんが避難場所に来ました。家族がバラバラに避難してきて、なんて言うか、よく教わっていた「津波てんでんこ」だったなと思います。

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