お見送りは「行ってらっしゃい また来てね」

東日本大震災(平成23年3月)

お見送りは「行ってらっしゃい また来てね」

新地町 60代 男性 社協職員

お見送りは「行ってらっしゃい また来てね」のイラスト
インタビュー日:2012年9月19日

4月下旬に災害ボランティアセンター(ボラセン)を立ち上げセンター長になりました。しかし、その時点で住民は「ボラセンって何?」という状態。そんなわけでボランティアはニーズの掘り起こしから始まりました。

ポスター、チラシ、戸別訪問の効果でボラセンの存在が浸透し、ニーズが高まり、ゴールデンウイークごろにはピークに。社会福祉協議会、経団連、連合などの協力でボランティアバスを運行し、ピーク時には1日300人くらいのボランティアが来てくれました。スタッフ支援では日本YWCAや地元ボランティア連絡協議会にもとてもお世話になりました。ボランティア、支援スタッフには、「さようなら」は禁句とし、「行ってらっしゃい、また来てね」と見送りました。

夏には豪雨により新潟や福島の一部が被災。私たちのボラセンからは資機材を提供しました。支援を受けるばかりでなく、同じように苦労している人たちを、できる限り支援する姿勢が大事だと思います。

「災害ボラセン」は、8月10日に「生活支援ボラセン」に変わりました。被災直後のがれきの様子から、災害ボラセンの活動は2年以上続くと思いましたが、8月に終わったのは驚きです。北海道から沖縄まで、全国から集まってくださったボランティアの皆さんや、関係機関の協力に、心から感謝しています。

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