「川があふれる可能性はあったと後から思う」

平成17年台風第14号(平成17年9月)

川があふれる可能性はあったと後から思う

(杉並区 30代 男性)

水害の後、何であそこがあんなに冠水するんだろうと不思議でたまりませんでした。

当時はこの地域の雨としか見ていなかったんですが、地面の中は実はつながっているんですね。行政は多分水系全体で考えて、どこそこがいっぱいになったらどこそこに放流するということをやっているんでしょうけれども、普通に生活している私たちはそこまでは知らないんですよ。

あの日はけっこう上流のほうも降っていたから、それも追い打ちをかけるようにこっちに来る。今思えば、確かに川があふれる可能性はあったなと。

近くの川も、よく見ると護岸のほうが高くて、周りの道路がちょっと低いのです。いったん川があふれれば、水は低いほうに行くから、当然道路沿いの家も水につかってしまいますよね。

やっぱり、都会では自分の住む地域の自然環境をもっとよく知っておく必要があるなと後から思いました。

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

Copyright 2017 Disaster Management, Cabinet Office.