前線による大雨(平成22年10月)
急に襲ってきた猛烈な雨~頭の中が真っ白に~
(奄美市 50代 男性 役場職員)
午前9時半ごろからいつものミーティングを始めてほどなく、正面に座っていた職員が「課長、ちょっと雨がすごい状況になってるじゃないですか」と言うので、振り返って外を見ると、ものすごい大粒の雨が降っていました。急に土砂降りでした。
それから10分、15分するうちに「川がちょっと増水しましたよ」とか、「国道が少し冠水し始めていますよ」というような情報がちょこちょこっと入るようになってきて、窓の外を気にしながら、駐在所とか、保健福祉課とか、施設関係とかと連絡を取り合っていました。
午前10時過ぎごろでしたか、冠水し始めた現場に行ったり来たりしていると、みるみるうちにそこが川になり、濁流になりという状況になりました。
午前11時~12時の間に130ミリ、12時~13時の間に131ミリという猛烈な雨が、この地域全体に襲いかかってきたような感じで、頭の中が真っ白になってしまいました。その日の朝にはまさかこういう状況になるとは思ってもいなかったのです。